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大前研一の「産業突然死」時代の人生論ビジネス

大前研一:メルトダウン寸前の日本経済――自分の将来をどう守るか(1/8ページ)

2011.04.11

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 東京電力・福島第一原子力発電所の事故は依然として予断を許さない状況が続いているが、今回はテーマを変えてみることにしよう。実は日本にはもう一つの「メルトダウン」寸前のものがある。それは日本経済そのものだ。

 東日本大震災により企業活動が寸断され、日本経済に大きな影響を与えているが、それについて語ろうとしているのではない。「失われた20年」などと言われ、日本経済が長らく低迷しているわけだが、それは「成熟国家ゆえの低成長では決してない」ということについて論じたいと思う。

 詳細はBBT757チャンネルで放映した番組のYouTube版「日本経済メルトダウン寸前の危機!」をご覧いただきたい。

家計所得が日本のように減少傾向の国はない

 最初に日本の家計所得のトレンドを把握しておこう。下のグラフを見てほしい。これは日本、米国、英国、フランスの家計所得(受取額)の推移を示したものだ。

[画像のクリックで拡大表示]

  一見してお分かりの通り、米国、英国、フランスともに家計所得は、20年前に比べて2.0~2.5倍に増えている。ところが日本だけは、はっきりと減少傾向にある。もちろん新興国は米英仏より、もっと伸び率が高い。日本のように減少傾向にある国は他に見あたらないのである。

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