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青島健太 “オヤジ目線”の社会学

プロ野球セ・パ同時開幕にこそ「大義」あり

 プロ野球セ・リーグは、なぜこんなに迷走したのか?

 世論からの反発も強まり、開幕日が二転三転。やっとのことで4月12日のセ・パ同時開幕が決まった。日本中に元気を届けるどころか、すったもんだの混乱ぶりを見せつけてしまった。

「新井会長が言うことにすべて賛同です」

 一度は、当初の予定通り3月25日の開幕を決めたが、文部科学省からの通達でナイター開催を慎むように求められた。セ・リーグはすぐに臨時理事会を開き、開幕を29日に延期する。しかし、その決定にも再度国から注文がつく。

 22日、高木義明文部科学相、蓮舫節電啓発担当相らを訪ねた加藤良三・日本プロ野球コミッショナーは、次のような開催内容を報告した 。4月3日まではデーゲームで開催。4月5日からはナイトゲームを行うものの大規模な節電を実行。また、今季のゲームは9回打ち切り、延長戦を行わないことで省エネにも努める――。

 ところが、両大臣の反応は厳しいものだった。高木文科相からは「国民の理解を得られていない」と言われ、蓮舫節電啓発担当相からは「4日間延期することに(25日から29日へ)どういう議論があって、どういう根拠があったのか。選手の意見をくみ取っていない。新井貴浩会長(日本プロ野球選手会長、阪神タイガース)が言うことにすべて賛同です」と一喝されたという。選手会は、当初から野球界が一丸となったセ・パ12球団同時開幕を主張し続けてきたのである。

「開幕はお上が決めることかよ」は正論だが……

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