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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:遅くて曖昧な原発事故情報――だが、この国難を一致団結して乗り越えよう(1/5ページ)

2011.03.17

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 東日本巨大地震は、我ら世代が体験した「二度目の敗戦」だ、と私はとらえている。一度目はアメリカに負けた敗戦だった。そして、今回は大自然に負けた「敗戦」である。

 マグニチュードは9.0で、阪神大震災の約1500倍ものエネルギー規模だったようだ。「千年に一度」の災害とも言われている。岩手、宮城、福島、茨城など8県で被災者の数は当初約60万人。死者の数は約3万人に上ると政府幹部は予想している。

 被災された皆様へのお見舞いとともに、犠牲者の方々へ心よりお悔やみを申し上げます。

東京電力や学者が想定した2倍の高さの津波が原発を襲った

 宮城県から270~280キロ離れた東京でも交通機関が麻痺し、首都圏の人たちは5時間、6時間、あるいは10時間以上歩いて帰宅せざるを得なくなった。

 特に深刻なのは東京電力福島第一原子力発電所の大事故である。1号機、2号機、3号機がいずれも爆発し、点検作業中だった4号機までが爆発によって建屋の壁に穴が開いた。

 原因は地震の大きさというよりも、想定をはるかに超える津波の高さにあった。福島第一原発を建設するとき、東京電力、そして東京電力が委託した学者たちが津波の高さを5~6メートルと想定した。ところが、10メートル以上の津波が襲ったのである。

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