3月11日の金曜日、14時20分。東京都議会第1回定例会で議案の採決後、石原慎太郎知事は知事選への出馬表明を1分45秒にわたって行った。
「今日国民の多くが感じている国家破綻への危機感の故にであります」とその理由を語り、次のようにつづけた。「現今の国の混乱、停滞を眺めれば、この日本の命運はおそらくこの数年間に決められると思います」
石原知事出馬表明から20数分後に大地震発生
この象徴的な言葉が現実感をもって受け止められる非常事態がわずか20数分後に起きた。14時46分ごろ、宮城県の沖でマグニチュード(M)8.8の巨大地震「東北地方太平洋沖地震」が発生したのだ。
気象庁は13日午後になって地震の規模をM9.0に変更し、1900年以降に起きた地震では世界で4番目の規模となった。今回の地震のエネルギーは、1923年の関東大震災の約45倍、1995年の阪神大震災の約1450倍になるという。
災害情報や地下鉄運行情報を収集する猪瀬直樹副知事
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