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財部誠一の「ビジネス立体思考」ビジネス

財部誠一:いつまで続く、トヨタの漂流(1/3ページ)

2011.01.07

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 今年の景気予測は悪くない。いずこのシンクタンクも似たりよったりで「前半は減速するものの、後半は上昇」というのが大方の見立てである。その通りの展開になるのであれば、実体経済を先取りする株式市場は年明け早々から上昇する、ということになる。

トヨタ株は買えるのか

 そんな年明けのなか、機関投資家の間ではトヨタ自動車株の成り行きに注目が集まっているという。

 「トヨタ株をいつ買いに出るのか?」
 「何をきっかけに買いにでるのか?」 
 それが皆目分からないのだ、と大手証券幹部は言う。

 「今年度、トヨタは連結決算では3000~4000億円の黒字を出すと予想していますが、単独決算では依然として赤字から抜け出せない。日本経済の閉塞感を象徴するトヨタの業績不振がいつ解消するのか。正直、手掛かりがない。ホンダ、日産とは対照的です」

 リーマンショックによる米国自動車市場の急激な縮小と米国内で燎原(りょうげん)の火のごとく広がった大規模リコール問題とのダブルショックが無敵艦隊、トヨタを痛打した。豊田家御曹司への政権移譲直後のダメージから、実はトヨタはまったく抜け出せずにいる。

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