トップ > あなどれない新書たち > パチンコを全廃した韓国、やめられない日本

あなどれない新書たちビジネス

パチンコを全廃した韓国、やめられない日本(1/3ページ)

2010.12.17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(NPO連想出版 新書マップ編集部 川井 龍介)

 現在のパチンコは社会の害悪であり、韓国のように廃止すべきであるという立場からパチンコの問題点をえぐった稀有(けう)な書である。

 いま、パチンコも消費者金融と同様、時代と共にずいぶん変わったという印象を多くの人が持っているのではないか。パチンコは30~40年前は“賭博の一種”には違いなかったが牧歌的なところがあった。出玉をタバコやチョコレートに替えて楽しんだり、換金してもそれほどの大金にはならなかった。

 まして、手持ちの金がなくなれば悔しいけれどそれで終わり。収まりがつかなくてもせめて誰かに小金を借りて済ますくらいだった。

 それがいまは、出れば大金を手にするが、あっという間に数万円をすってしまうこともある。おまけに資金が不足すれば店内のATMでお金を下ろしたり、カードで借金して資金を作ることもできる。動かす金額が多くなればより射幸心をあおられ、遊技を繰り返すうちに依存症に陥るのはギャンブルの常だ。

 若者や主婦だけでなく、最近では高齢者がパチンコに熱中し、年金をつぎこんで生活を圧迫させるといった現象が起きている。60歳以上のパチンコ人口は急増しているというデータも出ており、依存症にかかる人も増えて弁護士への相談も相次いでいるという報道もあった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー