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テレビでは聞けないジャパネットたかた社長の名言集ビジネス

ジャパネットたかた名言集:その2 「伝え方の心得」編

「話すのがうまいとは、自分の想いを伝えられる人のことを言うのだと思います」

2010.12.16

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高田明(たかた・あきら)
1948年長崎県生まれ。大阪経済大学卒業後、機械メーカー勤務を経て、74年、父親が経営するカメラ店に入社。86年1月に独立してカメラ店「たかた」を創業。90年からラジオショッピング、94年からテレビショッピングを開始。99年に現社名に変更。

 ジャパネットたかたの高田明社長は、テレビショッピング番組で商品紹介をしているうちに、どんどんテンションが上がっていく。「私は、感動したことを誰かに話さずにはいられないのです」。こう語る高田社長は、台本もなしにしゃべり続け、なまりのある甲高い声で視聴者を引き込む。普通の人にはマネできない名人芸なのかもしれないが、その根底には「この商品の良さをたくさんの人に知ってほしい」という素直な想いがある。

 高田社長は商品の良いところを自分で確かめて、視聴者の心に一番響くポイントを見つけて、重点的に話すことや見せ方を考える。それがピタッと決まったときには注文数が確実に増えるという。高田社長は生放送中に、90%以上の確率で、どのくらい注文が入るか分かるそうだ。

 「これは絶対に売れる」と確信できるまで商品を研究し、自分の感動を素直な言葉で語る――。それはテレビショッピングを始める前、小さなカメラ店を経営していた頃から変わらぬ、高田社長の商人としての原点である。以下に、「想いを伝える」ことに関する高田社長の言葉を紹介しよう。

 話すということは、ただ口から言葉を発することじゃない。想いを伝えることです。だから、話すのがうまいとは、自分の想いを伝えられる人のことを言うのだと思います。

(仕事ではアナウンサーのようによどみしゃべれなくても大丈夫)

 どうしたら想いが伝わるのか。下手でもいいから、自分の想いを自分の言葉で素直に話すことです。

(社員に「自分の想いを周りの人に伝えなさい」と繰り返し話している)

 同じ商品を紹介していても「売れる」ときと「売れない」ときがあります。 両者で一体何が違うのか。それは間違いなく話し手の“気力”です。

(多少言葉に詰まっても想いが強ければ相手に伝わる)

 お客様は機能や使い方ではなく、「その商品を買ったら、自分の生活がどのように豊かになるのか」に興味があると思うのです。

(ICレコーダーの使い方を提案してお母さんたちに大ヒット)

 お客様の関心事は日々変わっています。同じ表現方法を繰り返すのでは、お客様の心は動かないと思っています。伝え方の工夫が常に必要なのです。

(生放送10秒前に思いついた商品説明方法で大ヒット)

 テレビショッピング番組で商品説明をするとき、私はまったく緊張しません。何事も、うまくやろうとするから緊張するんです。その点、私はうまくやろうと思っていないから。

(プレゼンのコツは「自分をよく見せよう」と思わないこと)

 どうしたらお客様に想いが伝わるのか。私たちはそれを常に考え、そのための努力をしなければなりません。だからこそ、私は手や指の動き1つでさえもおろそかにできないと考えるのです。

(商品紹介では、手で持ったり、指差したりすることも効果的)

 以上の「たかた語録」は、『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?』からの引用である。同書は、高田社長が自らビジネスの原則について語った貴重な一冊だ。営業や広告などの仕事に関わる方はもちろん、すべてのビジネスパーソンの心に響く「仕事の心得」が満載である。

『ジャパネットからなぜ買いたくなるのか? 一番売れた生放送の秘密』(荻島央江著)
 日経BP社の日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経ビジネスアソシエ、日経ビジネスオンラインなどに掲載された高田社長のインタビュー記事を集大成。話し方や見せ方など「お客様に想いを伝える力」、どんなときでも全力を尽くす「仕事に取り組む姿勢」などについて、高田社長が語り尽くす。
◎書籍の購入は下記から
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