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週刊「面白法人カヤック」ビジネス

【62】ビジョン経営の“気持ち悪さ”(1/3ページ)

2010.11.15

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 前回、「ビジョン経営をしている企業の条件」という記事を書きました。そこでは、ビジョン経営をしている会社こそが成長する、という論旨で展開しましたが、一方で僕がビジョン経営をしている会社に対して今ひとつ“いけてない”と感じる側面をまとめてみたいと思います。

 1つ目は、外から見た時にその集団がちょっと気持ち悪く見えるということ。ビジョン経営をしているということは、それが功を奏し、社員一丸となっていることが多く、ビジョンに惚れ込み過ぎているため、みんな金太郎飴のように同じことを言ったり、何か狂信的な集団に見えるケースも少なくありません。そうなると、外から見るとちょっと気持ち悪い。

 また、ビジョン経営をしている企業の条件に「その理念を浸透させる仕組みがあること」が大切ですが、その理念を浸透させるために毎日のように経営理念を唱和したり、全員で合宿をしたりすることがあります。そういう行為そのものが、これまもた狂信的に映ったりします。

 何かに惚れ込み過ぎた時には、その人の視野が狭くなったり、排他的になっているような印象を受けることがあるからでしょうか。そういう空気ががそもそも嫌だという人からすると、その点がビジョン経営をしている会社が今ひとついけてないと感じるのでしょう。

 ただ、実際は、例えば音楽などでも、自分が好きなものを悪く言われたり、逆に認めてないものを認めている人も、人は嫌いになるものです。誰にだってそういう心はあります。

 ですが、一方で、何かを成し遂げる人や集団は、やはり強い信念を持っている状態である方が強いと言えるのではないでしょうか。そもそも「強くなりたくない、勝たなくてもよい」なら別ですが、一応、仕事というのは勝負という側面も常にある。会社は社会貢献するために存在しますが、一方で、その活動を通して、スポーツのように勝負をしながら自分の人格を磨いていく。

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