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ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請うビジネス

「電波少年」のT部長、土屋敏男さんに聞く(前編)~「テレビを見るのが一番疲れるんです」(1/7ページ)

2010.10.22

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(取材・文=加藤 レイズナ:フリーライター)

 ゆとり世代、1987生まれの駆け出しフリーライターが、業界の大先輩たちに教えを請うインタビューシリーズ。「疑問に感じたことを恐れず真摯(しんし)に聞くこと」を得物に、プロフェッショナルのことばを引き出し、若い世代と旧世代双方の「やる気」と「希望」をつなぎます。第8回目は、TVプロデューサーの土屋敏男さん。T部長、Tプロデューサーの異名をもつエンターテインメントのプロフェッショナルが、インターネットに期待することとは?

土屋敏男さんへの取材依頼
 お忙しいところを失礼いたします。フリーライターの加藤レイズナと申します。
 土屋さんの「電波少年」や「ウリナリ!!」を小中学生のときによく見ていました。10代のころは一日中テレビを見ていたのですが、20代のいま、気がつけば、テレビをつける回数はずいぶん減ってしまいました。
 今は、ニコニコ動画やユーストリームなどのおかげで、一般の人が簡単に動画をネットに上げることができます。テレビよりそっちのほうが楽しいと言っている人も大勢います。放送するという意味で、テレビとの距離がなくなってきているのかもしれません。
 今後放送業界はどうなっていくのか、テレビがなくなってすべてネットで放送していくのではないか、土屋さんの考えをぜひ聞かせて欲しいです。

こんないい加減にテレビを見ているのか

土屋 敏男(つちや・としお)
1956年9月30日生。一橋大学社会学部卒業。テレビプロデューサー、ディレクター。ワイドショーの現場を経て、バラエティ番組の制作へ。萩本欽一やテリー伊藤からテレビ作りのノウハウを学び、日本テレビのプロデューサー、ディレクターとして「電波少年」シリーズや「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」などの番組を担当する。現在、日本テレビ編成局エグゼクティブディレクター。間寛平の「アースマラソン」を担当している。「電波少年」時代は無茶な企画を芸人に要求するT部長、Tプロデューサーとして恐れられた。土屋さんの娘さんも僕と同い年だそうです。この世代は与えられることが当たり前になっていて自分からは何もしない。でも、同世代で突出しようとすればなんでもチャンスはある! と檄を飛ばされました。
ツイッター http://twitter.com/TSUTIYA_ON_LINE

── よろしくお願いします。いま頭の中でダースベイダーのテーマが鳴っています(笑)。

土屋 よろしく。今日はなに、フリーライターを辞める相談?

── ははは。テレビやインターネットのことなどについて聞けたらなと思っています。仕事以外でテレビは見るんですか?

土屋 いやー、テレビを見るのが一番疲れるんです。

── そうなんですか!

土屋 面白い番組を見るとなんで俺はこういうことを思いつかないんだろうとかね。または最近はこういうのがいいの? とか。そんな事ばかり考えてしまうので、なるべくテレビは見ないなあ。テレビを見る体力はもうないですね(笑)。

── 作っている側だけど見たくはない。

土屋 結局自分がアウトプットするために、何かをしているわけだからね。気分転換をしてどうするんだよって思っちゃうんです。僕はテレビをものすごい真剣に見るから。人がテレビ見ている姿を見ると、びっくりするんですよ。普通はこんないい加減にテレビを見ているのかって。

── 何も飲まず食わずでテレビだけをずっと見つめている?

土屋 うんうん。

── あーじゃあ、人と話しながら見るなんてことは。

土屋 絶対無理です! 見ていて、今のカットは2分の1秒長いなとかそう思うんですよ。ここ、このアングルで取るのかよ、今この音楽流すのかよとかずっと思っているんですよ。

── 職業病ですよね。

土屋 うん、つらいです。

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