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デフレ時代に「通る企画書」の作り方(1/2ページ)

いま知っておきたい!経済超入門

2010.09.28

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不況の中、マクロで見れば、実は企業にも家計にもお金は余っています。あなた自身が仕事を通して需要を掘り出すための、ちょっとしたアイデアをお教えします。

 不況のおかげで、実はマクロで見れば企業にお金は余っている。借金を返し、新規事業への投資を抑えているためだ。

 つまり、何に使ったらいいのか、企業(あなたの上司)は、分からない。ならば、やりたいことがあるあなたが、教えてあげればいい。さすがにどんな上司でも、「需要不足」が日本経済の大問題であることは分かっているはず。そこで、「マスは難しいけれど、“等身大の需要”はありますよ」と、提案してみよう。

 上司はこれまでの成功体験から「マスを狙う企画」を求めてくるかもしれない。そんな時こそ経済統計指標の出番だ。

等身大ビジネスの「通る企画書」5つのポイント
1.まず、自分を「1人のお客さん」として考えてみる

 新規事業の専任部署でもない限り、なかなか大規模な顧客調査とかにお金はかけさせてもらえませんよね。だったら、コストゼロでできる顧客調査から始めましょう。そう、自分自身です。そもそも、どんな企画でも最初は「思いつき」。その思いつきを得るには、みんなが同じモノを求めないこの時代、大量の顧客データよりも、自分自身の中にあるリアルな「こんなのが欲しい」に、目を向けることをお勧めします。


 ご自分自身の年収、住まい、食事、仕事といった、特定の条件の組み合わせの中だからこそ存在する、リアル=等身大の需要は、もちろんニッチなものでしょう。でも、日本中を見渡せば、きっとそれなりの数になるはず。しかもあなたが「私って特徴がない。フツー」と思っているほど、潜在需要は多いわけですよね。


 で「自分はクルマに全く興味はないが、30万円のスポーツサイクルには乗ってみたい。でも、試乗できる店ってあるんだろうか。専門店にはちょっと入りにくいかな。怖い常連とかいるんだろうな…」と、思いついたとしましょう。ここで「高級自転車の試乗」という切り口が見えました。そこから「どうせなら、空気のいい、景色のいい場所で試乗したいかも」「クルマに積んで、ちょっと遠方のサイクリングロードまで行けたらいいな」「あれ? クルマって案外便利だ」「じゃ、グループの中古車販売会社と組んで…」と、妄想を膨らませて、自分の会社が手を出せる仕事と絡むポイントを見つけましょう。

2.自分というお客さんの顔を「具体的」に描き出す

 でもこのご時世、「ただの思いつきだろう」(その通りなのですが)と一発で見抜かれる企画書を出しても、面白がってくれる懐の広い上司はなかなかいません。思いつきかどうかを上司はどこで見抜くか。それはずばり「具体例」と「マクロな数字」です。


 等身大ビジネスが有利なのは、なぜそういう「需要」を持っているのか、の理由を、自分自身に問うことで、企画書が書けること。ねちっこく具体的に書き出しましょう。


 そこに、それらしい背景資料(先の例なら、自転車雑誌がずらっと並ぶ画像とか、自転車通勤が流行っている報道、高級そうな自転車販売店の写真、サイクリングロード、などなど)があれば、「へぇ」くらいは言ってもらえそうです。

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