「やなさわさん、経営者にとって一番重要な素質ってのは何でしょうか?」
こんな質問をされることが時々あります。
例えば、経営の父と称される、P.F.ドラッカーはこう言います。
「経営者に必要なのはキャラクターの高潔性だ(The management of integrity required)」
例えば、ジョンソン&ジョンソンのアメリカ本社社長はこう言います。
「ひとつは、平均を上回る知性。もうひとつは、極度に高い倫理性である」
例えば、元三洋電機副社長の後藤清一氏はこう言います。
「すぐれた指導者に共通しているのは、姿勢がよいこと、目が生き生きしていること、そして常に好奇心を持っていることだ。姿勢がくずれ、仕事にも関心を示さなくなったら、老化はホンモノである」
例えば、ソニーの会長・社長を務めた実業家の大賀典雄氏はこう言います。
「陽性で運の強いこともリーダーに欠かせない資源である。運も実力のうちと言われるが、運を味方につけるぐらいの気持ちで経営しなくてはいけない」
そして、松下幸之助氏はこう言います。
「私は人の話を聞くのが上手です。私は学問のある他人が全部私よりよく見え、どんな話でも素直に耳を傾け、自分自身に吸収しようとつとめました。よく他人の意見を聞く、これは経営者の第一条件です。」
どの言葉もその詳しい解説を聞くと、なるほどなと思ってしまうことばかり。でも、そもそも、一番重要な素質って1つに絞れるものなのでしょうか。
例えば、「サッカー選手で日本代表になる素質は?」って聞かれたら、それは誰よりも努力することでしょうし、ある程度の身体能力がなければならないでしょうし、自分の武器を身につけることかもしれません。あるいはメンタル面の強さもあるでしょう。どれか1つというわけにはなかなかいかない。






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