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データ講座:第8回 分析の基本(1)~変化をみる、比べる(1/5ページ)

2010.09.01

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「変化をみる」ためには

 前回、データを分析する、活用するためには、「変化をみる」「比べる」「分ける」という視点が重要だということをお話しました。今回は、最初のふたつである「変化をみる」と「比べる」について、詳しくみていきます。

 変化をみる、とはどういうことか。一言でいうと「これまでと比べて、数値が上がったのか、下がったのか、変わらないのか」を確認することです。

 たとえば内閣支持率の記事をみると、前回(今では毎月のように実施しているので、前月との比較になるでしょう)に比べてどうなのか、については必ずコメントされています。企業業績や景況指標、市場動向などの経済指標でも、対前月、対前四半期、対前年などの視点で変化が報じられることが多いです。

 このように、「変化をみる」ことは当たり前に行われているように思われるかもしれません。しかし、実は「変化をみる」ことは、そんなに簡単なことでもないのです。

 「変化を見る」ための前提条件はなんでしょうか?

 それは、「数回にわたって、同じデータを収集し続けていること」です。

 「何を当たり前のことを・・・」と思われるかもしれませんが、「数回にわたって、同じデータを収集し続けること」は、そんなに簡単ではありません。

 まず、一企業にとって「数回にわたってデータ収集を継続する」こと自体が、難しいことのようです。継続調査(トラッキング調査)は、市場の基本的な動向を把握することを目的に行うことが多いのですが、これらの数値は少しずつ変化することが多いので、データを収集している効果がすぐには見えにくく、また比較的大きなコストがかかるという課題があります。したがって、短期的なコストや費用対効果を重視しすぎると、継続調査は実施されることはありません。(一方で、マーケティングに優れているといわれている企業は、継続調査をとても大事にしているという特徴がありますが)

 そして、より本質的なこととして、一見「同じデータ」に見えるものが、実は「同じデータではない」ということが、よくあるのです。

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