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梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ビジネス

梶原しげる:【117】梨元勝さんが教えてくれたこと(2/4ページ)

2010.08.26

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 梨元 はいはい、恐縮デース。

 いつもの調子でハワイから電話で登場した梨元さん。

 梨元 いやあ、残念ですね。最後に会ったのはサンデージャポン(TBS系)の、飯島さん番組降板特集の時。「梨元さんお仕事頑張ってくださいね」なんて、励ますこっちが励まされた時の愛さんの表情を思い出しますね。で、今回の飯島さんの件で気になる情報が2つあるんですよ。

 考えてみると、梨元さんの人気は、あの憎めない笑顔、突撃精神だけではなく、「伝える技」の見事さであった、という事もお伝えしておきたい。

取材で見せた芸能レポーターの矜持

 「恐縮デース」という、梨元さんのキャッチフレーズには、きついこと聞きますから、あらかじめ謝っておく、エクスキューズミー、という気持ちが込められている。そして、いきなりマイクをつきだしたのに答えてくれて(答えざるを得ない場合を含む)有りがとう、サンキューと、事前にお礼を言っておく。

 この2つのニュアンスを「恐縮デース」に込めて、両者の間に立ちはだかる刺々しいバリアーを少しでも埋めるクッションとしたい。そんな苦肉の策として生まれたものと聞いた。「恐縮デース」は、「戦略的なフレーズ」なのだ。

 梨元さんはインタビューを受ける時、「何分までに締めればいい?」と確認することが常だった。しゃべりの持ち時間を瞬時に計算し、それに応じて話の構成を決めることが習い性になっている。だから、だらだらしゃべらない。

 先程一部紹介したこの日の梨元さんの出だしは、

 私の「軽い前振りコメント」をきっちり受けて、即座に飯島愛さんとの関係を映像化して見せている。

 私やリスナーにとっては、在りし日の飯島愛さんの表情が目の前に現れる思いだ。

 続けてすかさず「気になることが2つあるんです」と「つかみ」の一言で引きつける。

 梨元 そのことを言う前に一言だけ。ハワイの大停電のニュース日本に伝わってますか?
 オバマ大統領も休暇でハワイに来ていたのが、万一に備えて、軍の施設に移動した、と言う話がこっちでは専らです。昨日は夜も真っ暗で、携帯電話の明かりがあんなに明るいと初めて知りました。それでも朝の4時半に起きて空港に取材に出かけ、先程家に帰ったら電気がついていました。うーん。本来なら、飯島愛さんに空港でインタビューしてもおかしくなかったんですがねえ。さて、その、飯島愛さん孤独死に関する2つの謎の1つ目ですがね」

 こんな風に、核心を語る前に、あえてその日のトピックスを軽く交えつつ、自然に飯島さんの話に繋げていく。このあたりの「変化球技」も、梨元さん一流のものだ。

 そして本題「気になる2つ」へ。

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