トップ > スキルアップ最前線 > 「読書術」をマトリックス解析

スキルアップ最前線ビジネス

「読書術」をマトリックス解析(1/3ページ)

決定版 読書術【1】“レバレッジ&ハックス”VS“読書道”

2010.08.17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

書店にあふれる読書術の本。それぞれ目標とする読み方が違うので、あらかじめチェックしておこう。仕事に直結する即効性を求めるか、一生ものの読解力を鍛えるか。ビジネス書作家が勧める19冊を解説する。

水野俊哉さん
Toshiya Mizuno
ビジネス書作家
コンサルタント時代に数多くの成功法則を研究。著書に『「法則」のトリセツ』『モテ本案内51』など。最新刊は『マトリックス図解思考』(徳間書店)。http://d.hatena.ne.jp/toshii2008

 読書術を説く本は、古典的な名著から最近の話題作まで数多くある。「分類の軸は2つ。1つは、実利を追うか、教養を深めるか。もう1つは、アウトプット重視か、インプット重視か」。そう話すのは、ビジネス書作家の水野俊哉さん。実際に、この2軸を使って、お薦めの読書術の本19冊を分類してもらった(以下参照)。

読書術の本
マトリックス

読書術の本を2つの軸で分類した。上下の軸は、収入アップなどの成果を求める「実利志向」か、純粋に知識や理解力を高める「教養志向」か。左右は「インプット重視」か、「アウトプット重視」か。流行りは「実利」系の読書術だが、「教養」系の土台が弱いと、成果が上がりにくい。
監修:水野俊哉
画像のクリックで拡大表示

 最近、人気が高いのは「実利×アウトプット」を極めたタイプで、その代表格が本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』。「ビジネス書を多読し、抜き書きのメモを作ることで、1冊1500円の本から15万円の利益を引き出そう」というメッセージは、厳しい競争社会を生きるビジネスパーソンの心をつかんだ。

 効率的に読書するアイデアを多数紹介する『READING HACKS!』(原尻淳一著)や、書評ブログのアフィリエイトで莫大な収入を得ているという小飼弾さんが書いた『空気を読むな、本を読め。』も、この系統に分類できる。

 これら3冊の対極に位置するのが『東大入試 至高の国語「第二問」』。東京大学の国語・現代文の入試問題から良問を選び、解説している。「この本が重視するのは、文章全体から、いかに著者の真意を正しく深く読み取るか。自分に役立つと思う部分だけを繰り返し読む“レバレッジ&ハックス”的な読書術とは対照的だ」(水野さん)。

実利×アウトプット
【1】
レバレッジ・リーディング
本田直之著/東洋経済新報社/1523円
伝統的な読書のあり方に、一石を投じた意欲作。「金儲けのために本を読む」という新しい考え方を、ビジネスパーソンに広めた。
【2】
READING HACKS!
原尻淳一著/東洋経済新報社/1575円
【1】同様、新世代の読書術本だが、著者は“読書道”の大家、松岡正剛さんが主宰する編集学校の師範代。だから若干ストイック。
【3】
空気を読むな、本を読め。
小飼 弾著/イースト・プレス/1500円
著者はオン・ザ・エッヂ(現ライブドア)の元CTO(最高技術責任者)にして人気の書評ブロガー。『新書がベスト』もお薦め。
【4】
考える技術
大前研一著/講談社文庫/630円
ビジネスにおいて、自分の頭で考える方法論を説いた骨太の本。練習問題付きで実践的。再評価されるべき1冊として強く推す。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    ランキング一覧を見る

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー