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田原総一朗の政財界「ここだけの話」ビジネス

田原総一朗:強欲な資本主義に「正義」はあるだろうか(1/5ページ)

2010.08.05

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 今年3月期決算から国内上場企業で1億円以上の報酬を受け取った役員の名前と報酬額が開示されることになった。有価証券報告書への記載が義務づけられたためで、これにより、報酬1億円以上の役員は289人に上ることがわかった。

1億円の報酬は「正義」か

 7月31日付の朝日新聞はオピニオン面に『1億円の「正義」の話をしよう』という特集を掲載している。1億円以上の報酬は高すぎるか、そうでもないのか。もっと言えば、いいのか悪いのかについて、3人の意見が紹介されている。これが大変興味深かった。

 かつて、日本では高額納税者公示制度があり、所得税額1000万円以上の高額納税者は長者番付として公開されていた。それが個人情報保護などの観点から2006年(2005年度分)から廃止された。

 今回、開示された役員報酬の額については、週刊誌などでは「取り過ぎだ」と批判も多い。朝日新聞の特集では、元ライブドア社長の堀江貴文氏が「この金額で驚くんですか。ぼくは、こんなもんだろうと思っていましたね」と言っている。

 また、同志社大学経済学部教授の橘木俊詔氏は、従業員の士気を保つためには、「従業員の年収と社長の報酬の格差は10~20倍程度が、日本では適正な水準ではないか」と主張していた。

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