アニメ「NARUTO」の声優竹内順子さんに聞く(後編)〜『三十代後半にもなって、やっとやる気が出たんですよ』
(取材・文=加藤 レイズナ:フリーライター)
ゆとり世代、1987生まれの駆け出しフリーライターが、業界の大先輩たちに教えを請うインタビューシリーズ。前回に引き続き、「NARUTO -ナルト-」や「イナズマイレブン」の声優として知られる竹内順子さんに、声の出し方、オーディション、先輩の声優さんに学んだこと、やってみたいキャラクター、劇団でのお芝居などについて伺いました。
とりあえず扉を開けないと

1972年4月5日生。埼玉県出身。声優。小さいころに習っていたクラシックバレエがきっかけで演技の道を目指し、日本大学芸術学部在籍中に「劇団BQ MAP」に所属、舞台女優としても活躍している。現在はアニメの仕事をメインに、元気で熱血漢な少年役や、動物役など、幅広い役柄を演じている。主な代表キャラクターとして「NARUTO -ナルト-」うずまきナルト、「イナズマイレブン」円堂守、「Yes! プリキュア5」夏木りんがある。現在「JOYSOUND[ボイス]」にて携帯ラジオ「ガーリー大学」に出演中。個人名義でCDを出したり、舞台の脚本を手がけたりと今までやってこなかったことにチャレンジ。演出、脚本を手がける舞台が10月に。大の猫好きで、ブログには自分の写真よりも飼っている猫の写真の方が多い。現在四匹飼っており、名前は殿下、ひな、わか、みこ。
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── 竹内さんがラジオにゲストで出る時は「あえて何もしない」という方法を取っていると聞きました。
竹内 えっ?
── え、あの雑誌のインタビューで見たんですよ。
竹内 ゲストで来たときに何かしなきゃいけないんですか?
── あ、そ、そうですよね。もうなにも考えずに相手に任せる感じですか?
竹内 はい! だってもうパーソナリティがいらっしゃるんですもの! その人に乗ろうって思っています。
── 完全にパーソナリティに任せっきりなんですか?
竹内 任せっきりだし、私が脱線しても、なおすのはパーソナリティですし。
── 自分がメインのラジオのときはどのようにしているんですか?
竹内 私がパーソナリティの時は、来てくださったゲストの方も一緒のパーソナリティなので、一緒に番組を作っていかなきゃ駄目でしょってやり方ですね!(笑)
── ははは、ひとりのときはどういうスタンスでやっているんですか?
竹内 今は「ガーリー大学」という携帯ラジオをやらせてもらっているんですけど、初めはテンポが掴めなかったんです。ボケツッコミを全部ひとりでやるの? って思いながら。
── ひとりでやるのとゲストがいるのはどちらがやりやすいですか?
竹内 んー、ひとりでやるときの方がマイクの先に誰かがいるっていうのを想像しながらやっていますね。
── 聞いてくれている人たちと会話している感じですね。
竹内 だよねー、とか問いかけることが多くなったかもしれないです。
── ゲストが来ているときはどうやって話を引き出していますか? 何を聞こうとか困ったりはします?
竹内 一番初めの取っ掛かりに何を話すかというのだけは考えますね。
── どんなことから話し始めるんですか?
竹内 なるべくどうでもいい話をするんです。何色が好きですかとかでもいいんですよ。そうやって、簡単な話をしていくうちに、気になることが二、三点は出てくるじゃないですか。その一点をつまんで話を聞くと、また違う二、三点が増えてきます。話していくうちに聞きたいことが増えてくるので、困ったことはないですね。
── 最初のきっかけが一番大事なんですね。
竹内 それはパーソナリティの仕事のひとつだと思うんですよ。とりあえず扉を開けないと、開けたあと、風呂敷広げすぎてゴチャゴチャになってもいいんですけど、まず開けないと話が進まないので、それだけはやるようにしています。ゲストに行ったら何もやらずに待ちの姿勢でウキウキしながら待っています!
── 何がなんでも扉を開ける。参考にします(笑)。





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