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スキルアップ最前線ビジネス

現場を変える2つの思考法(1/3ページ)

超実践 思考術 100問誌上トレーニング【1】読者と同世代のコンサルタントが熱血指導

2010.07.27

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ビジネスの現場で行く手を阻む様々な問題をどう解決していくか。コンサルティングファーム出身で、ロジカルシンキングのセミナー講師を数多く務める石川英明さんが、問題を整理し、解決策を考えるための2つの思考法を教えてくれた。ロジカルシンキングと組み合わせれば、皆さんが職場で直面している課題にも、解決の糸口が見えてくるはず。

石川英明さん
Hideaki Ishikawa
コーデュケーション代表
2001年から、外資系コンサルティングファームに勤務。2005年に人材紹介ベンチャーなどを経て、2008年にコーデュケーションを設立。エグゼクティブコーチング、企業研修、就職スクール運営などに従事。
http://career.co-ducation.com/

隠れた変数を洗い出せ!

 まず「システムシンキング」。状況の中の「変数」を洗い出し、変数を矢印で結んで関係性を明示、すっきりと整理する。

 紙と筆記用具を用意して、実際に手を動かしてみよう。問題文をよく読み、気になる言葉にアンダーラインを引いていくと、変数が見えてくる。ここでは「予算縮小」や「営業の厳しさ」といった変数から書いていこう。

 ある程度、変数を書き出し終えたら、その中で影響し合っている変数同士を探し、矢印で結んでいく。「AだからBになる」という関係性は、一方通行の矢印で。「AだからBになり、それがまたAを引き起こす」という時は、両端に矢のついた矢印を引く。こうして作成した図を「システム図」と呼ぶ。

 システム図で現状を整理したら、レバレッジとなる解決策を書き込もう。悪循環に陥っている構造そのものを変えるアイデアを考える。

【思考法1】 システムシンキング
問題を整理するためにキーワード(変数)を書き出そう。それを関係性ごとに矢印で結び、システム図を書く。これで問題をざくっとつかむ。システム図は書きながら新たな変数を書き足し、できるだけ穴をなくす。
~Step1~
最初に、キーワード(変数)をできるだけ多く書き出してみる。
● 予算縮小
● 営業の厳しさ
● 無理な受注
● 稼働量増加…などなど
~Step2~
そして、それらのうち、どれとどれが影響を与え合う関係にあるか考え、矢印でつないでみる。必ずしもすべての変数を矢印で完全につなげる必要はないが、できたらすべてがつながるように工夫する。
[画像のクリックで拡大表示]
~Step3~
システム図を見渡し、どこに問題があるか、どうすれば解決していけそうか、書き込んでみる。上図右端の吹き出しがその一例だ。
【システムシンキングのポイント】
ポイント1
システムシンキングでは、基本的に「原因(犯人)が、結果(被害者)を引き起こしている」ではなく、「変数同士が影響を及ぼし合っている」と考える。

ポイント2
システム図では、カギとなる「好循環」や「悪循環」を見つけ出すことが重要。上では、「無理な受注」→「稼働量増加」→「トラブル発生」…→「無理な受注」が、重大な悪循環だ。
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