アニメ「NARUTO」の声優竹内順子さんに聞く(前編)〜『振り返る時に「んっ」って言って後ろを向く、そんな人いないよって思ってた』
(取材・文=加藤 レイズナ:フリーライター)
ゆとり世代、1987生まれの駆け出しフリーライターが、業界の大先輩たちに教えを請うインタビューシリーズ。「疑問に感じたことを恐れず真摯に聞くこと」を得物に、プロフェッショナルのことばを引き出し、若い世代と旧世代双方の「やる気」と「希望」をつなぎます。第5回にご登場いただくのは、竹内順子さん。「NARUTO -ナルト-」や「イナズマイレブン」の声優として知られる魅力的なハスキーボイスの持ち主に、演じることの難しさ、喜びについてうかがってきました。
竹内さんは演じる役ごとに声や演技などを細かく使い分け、キャラクターに命を吹き込んでいる方だと思いました。どのようにして、自分が演じているキャラクターを見ている人に伝えているのか、竹内さんの「伝える技術」を教えてもらいたいです。また、僕は今22歳なのですが、「他人に受け入れられる自分をどう出すか」で日々悩んでいます。同じ悩みを持っている人たちが、同年代に特に多いと感じました。自分から他人への、上手な「感情表現の仕方」を教えてください。
「私は役者、私は役者」って言いながら

1972年4月5日生。埼玉県出身。声優。小さいころに習っていたクラシックバレエがきっかけで演技の道を目指し、日本大学芸術学部在籍中に「劇団BQ MAP」に所属、舞台女優としても活躍している。現在はアニメの仕事をメインに、元気で熱血漢な少年役や、動物役など、幅広い役柄を演じている。主な代表キャラクターとして「NARUTO -ナルト-」うずまきナルト、「イナズマイレブン」円堂守、「Yes! プリキュア5」夏木りんがある。現在「JOYSOUND[ボイス]」にて携帯ラジオ「ガーリー大学」に出演中。個人名義でCDを出したり、舞台の脚本を手がけたりと今までやってこなかったことにチャレンジ。演出、脚本を手がける舞台が10月に。大の猫好きで、ブログには自分の写真よりも飼っている猫の写真の方が多い。現在四匹飼っており、名前は殿下、ひな、わか、みこ。
ブログ:ameblo.jp/takeuchi-junko/
ツイッター:@junkotakeuchi45
── よろしくお願いします。
竹内 よろしく。
── もうさっきから緊張しっぱなしで……。竹内さんでも緊張することってあるんですか?
竹内 ありますよー!(笑)。すごくする方ですよ。
── えっ、そうなんですか。どういうときに緊張しますか?
竹内 舞台に出る直前や初日前が多いですよ。アフレコのときも、今回大丈夫かなって思うと手が震えることがあります。
── 今もそうなんですか?
竹内 はい「NARUTO -ナルト-」のときでもありますよ。
── もう慣れっこだと思っていました。どうやって落ち着かせているんですか?
竹内 逃げたくなる緊張もあるんですけど、私の場合は武者震いに近いんです。空回りしないように深呼吸して落ち着かせて、よし行くぞ! ってやっていますね。あと「私は役者、私は役者」って言いながら舞台に出ることもあります。
── 人と会うときに緊張をしたりはしますか?
竹内 例えば今日とか?
── そうですね。
竹内 仕事でお会いするときはあまり緊張はしないんです。例えばこの場だと、質問して、まとめてくれる方がいるので、緊張せずに喋れています。
── やっぱり慣れや経験が大事ですか。
竹内 そうですよー。あ、プライベートで知らない人と会うときに緊張します。何話せばいいか困るし、ドキドキしちゃって疲れちゃうんです。





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