最近公開されて話題になっているベトナム戦争のドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ」の中で“命の価値”について取り沙汰しているシーンがあります。人命の価値に大小などあり得ないはずなのに、戦争で歪んだ人間は然もありなんと語ってしまう、何ともショッキングな一幕です。
保険金額で測る“お父さんの価値”とは
ところで、戦争でもないのに“命の価値”であるかのように誤解されがちなのが生命保険の保険金額。金額が少ないと「俺の命はそんなに安っぽいのか!」と傷付き、逆に多いと「俺を殺すつもりか!」と絡んでしまう・・・。
笑い話のようですが、一昔前は保険と言えば多くの“お父さん”達がこのような拒絶反応を示したものです。時代が変わり、家庭第一の優しい男性が増えた今でも、私がご夫婦に保険のコンサルティングをしていると、時々微妙な雰囲気を感じることがあります。
このように“命の価値”云々といった感情論に陥ってしまうのは、主観で何となく保険金額を決めようとするからではないでしょうか。そこで今回は、自分に合った保険金額を決める合理的、かつ非常に簡単な考え方をご紹介しましょう。
前回のコラムでも申し上げたように、保険加入の大きな目的は、万一の時の『経済的リスク』をカバーすることにあります。従って扶養者のいない独身の方で、自分の死後に経済的リスクを被る人がいないならば、死亡保障主体のいわゆる“生命保険”は不要です。
逆にいえば「万一の時、残される家族がいる場合にこそ生命保険は必要」というのが大原則となるわけですが、ではあなたに万一のことがあったとして、必要となる資金にはどの様なものがあるのでしょうか。





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