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猪瀬直樹の「眼からウロコ」ビジネス

猪瀬直樹:日本サッカーと欧州の違いは言語技術の差(1/5ページ)

言語を通じて論理的思考をぶつけ合う訓練が必要だ

2010.06.01

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 財団法人日本サッカー協会専務理事の田嶋幸三さんを都庁に招いて、5月27日に「『言語技術』が日本のサッカーを変える」と題した講演をしてもらった。「活字離れ」に関する有識者勉強会の5回目である。

日本サッカーも横並び集団主義という課題を抱えている

 東京都の「活字離れ」対策検討チームは、朝日新聞の論壇時評でも取り上げられた。批評家の東浩紀さんは「他者への理解と説得力磨け」というテーマでこのコラムの記事を紹介している。

「都副知事の猪瀬直樹は、都庁内に特別のプロジェクトチームを作り、連続講演会を開くなど討論力の上昇を図ると表明している」(2010年5月27日付の朝日新聞「新しい公共」より)

 他者への理解と説得力を磨くには、言語技術にもとづいたチームワークを身につけることが必要だ。日本人は、「30人31脚」や大縄跳びのように、横にそろって一緒にやるチームワークには強い。野球のようにポジションが決まっているチームワークも得意だ。

 しかし、サッカーやバスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボールのように、個人がそれぞれ判断し、コミュニケーションをとりながら動的にチームワークを発揮していくことは苦手である。

 日本人は同質・同列のチームワークには強いけれども、個性を前面に出して構成されるチームワークには弱い。世界の壁にぶち当たっている日本サッカーも、日本人の横並び集団主義という共通の課題を抱えている。

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