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事務連絡を装った偽メール(4/4ページ)

2010.05.24

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 身近な問題だとは思えないために、真剣に受け止めてもらえなかったのである。セキュリティーに関しては、「悪人がこんなことをする技術的な可能性がある」という段階で話をしても、多くの人はサイエンスフィクションだと受け取るということも分かった。

 そこで以降は、セキュリティトラブルが起こるまで待ってから啓発記事を書くスタイルに変えた。事件や事故が起こってからなら、同じ内容の原稿を書いても、多くの人がリアリティーを持って受け止めてくれる。

 しかしこのやり方には、(1)事件が起こる前に一般の人のセキュリティリスクを取り除くことができない、(2)トラブルメーカー(ウイルス作者、犯罪者など)の“手を借りて”セキュリティー啓発を進めることになるという二つの問題がある。

 事件が起こる前の段階で、一般の人がリアリティーを持って受け止ることができる啓発の方法を見つければ、セキュリティー水準をさらに前進させることができる。セキュリティ啓発の分野で筆者が次に探すテーマはこれである。

 筆者一人でできることではないとも思う。効果的な方法を見つけるための試行錯誤が、日本のセキュリティー業界には不足しているのも気がかりなところだ。

須藤 慎一(すどう・しんいち)
須藤 慎一(すどう・しんいち)

 本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.quixotia.com/profile.html

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