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事務連絡を装った偽メール(3/4ページ)

2010.05.24

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最終回に寄せて―事件が起こる前に気付く準備

 今回がこの連載の最終回である。読者の皆様に応援していただいたおかげで約4年間も続けることができたことに、たいへん感謝している。最後に、セキュリティ啓発の今後の課題について述べたい。

 筆者は30年ほど前からコンピューターセキュリティーに取り組んできた。例えば、パソコンのネット接続が、技術的にも制度的にも自由にできるようになった時期に、ネットの普及とともに解決策が必要になるセキュリティーの問題点についての予測記事を書いた。そのうちいくつかを紹介しよう。

ムック「パソコン通信」出版=アスキー、発行=1985年4月1日
「コンピュニケーション社会の危機」より
(カギカッコ内がコラムで書いた内容)

「パソコンがシステム介入の餌食になる」
→不正アクセスやコンピューターウイルスのことである。当時は呼び名がなかったのでシステム介入と呼んでいた。

「ネットワークの逆探知サービスが登場する」
→いまではセキュリティー会社などが、送信元を調べるサービスを提供している。国によっては、逆探知機能を実装することを通信会社に義務付けている。

「情報倫理という学問が登場する」
→小学校の段階から情報モラル教育を行うようになった。

「外部からアクセスできないようにネットワークを切り離すことが常識化」
→ファイアーウォール機能は家庭用ブロードバンドルーターにも組み込まれている。

 海外の研究発表やベンチャー企業の動向など、裏付けとなる情報を集めてから書いたものなので、予測通りになったのは当然だと筆者は考えている。しかし当時の読者の反応は、「SF的な読み物としては面白い(かもしれない)が、リアリティーのない“ほら話”」というものが多かった。

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