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相手に「楽しかった」と言わせる~接待(1/3ページ)

大人の教養&ビジネスマナー 2010【3】

2010.01.19

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仕事で長期間つき合っていく相手の人となりを知り、信頼関係を構築する大切なコミュニケーションの場が接待だ。相手を楽しませるためには、事前の情報収集と準備が欠かせない。もてなす側の思いやりと教養が試される場でもある。

 「日本人男性のもてなし下手には理由がある」とソムリエの田崎真也さんは言う。「母にもてなされる父を見て育ち、自分も母に世話を焼かれる。結婚したら奥さんに、仕事場では女性社員に面倒を見てもらう。相手が今何を欲しているかに気を配り、それに瞬間的に応えるというサービス精神を鍛える必要がなかった」(田崎さん)。

 だが、地位が上がり、仕事でつき合う人が増えると、もてなし下手のままでは済まなくなる。活躍の場が海外に広がればなおさらだ。

 「この人とだったらこの先もつき合っていきたい」と思ってもらえるもてなしをするにはどうすればいいか。人気店や有名店に連れていくのが正解ではない。相手について調べ、その人が喜ぶ工夫を凝らす。他人に店の手配を頼んだ場合でも、選んだ理由などを事前に把握しておく。店側と力を合わせて一緒にゲストをもてなす。

 この3つを踏まえれば少なくとも及第点は取れるだろう。「おいしかった、ごちそうさま」では足りない。「楽しかった、ありがとう」と言われるのが良いもてなしだ。

接待の常識 1

相手のことをよく知る

例)取引先のA専務を接待する場合
A専務について調べる。
  • 1953年4月21日生まれ
  • 神奈川県座間市出身
  • 実は居酒屋も好きらしい。レモンサワーがお気に入りだとか
  • 寿司も好物
  • 鯖アレルギー
  • 子供の頃は「あんず飴」を好んだ
  • 赤坂有薫の「極上柚子胡椒」がお気に入り
  • 3人家族
A専務に喜んでもらえるかもしれない演出を考える。A専務の秘書に相談してみてもいい。
例えば…
  • A専務が生まれた1953年産のワインを手配する
  • 接待を4月にして、サプライズでバースデーケーキを用意する
  • 座間市の特産である「どんぶり豆腐」や「大和芋」などを使った料理を出す
  • 座間市はひまわりの栽培が盛ん。テーブルにひまわりを飾ってもらったり、ひまわりの種で作った座間市の「本格焼酎ひまわり」を用意する
  • 自分がよく通って気に入っている居酒屋に案内する。レモンサワーを出してもらえるか確認しておく
  • 板前さんのサービスが心地よい寿司店で接待する
  • 鯖は出さないでもらう
  • デザートにおいしい「あんず飴」を出す
  • 料理に赤坂有薫の「極上柚子胡椒」を使ってもらう
  • ご家族にお土産を用意する
解説:人の舌に頼らず、自分でおいしいと思う店で接待しよう。行き慣れない名店より、顔見知りの店の方が良いもてなしができるというもの。
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