乗り移り人生相談
これはただの人生相談ではない。何しろ今は亡き昭和の文豪たちが天国から降臨し、ある男に憑依してあなたの悩みに答えるのだから。
その文豪たちとは次の三人である。眠狂四郎の生みの親、不羈の想像力で時代小説の新地平を拓いた柴田錬三郎氏。天台宗大僧正にして参議院議員そして直木賞作家…天衣無縫の怪物、今東光氏。世界を股にかけ珠玉の文章を残した行動派作家、開高健氏。彼らの言葉を口寄せするのは「週刊プレイボーイ」の編集者時代に、三文豪を回答者に据えて人生相談コーナーを担当した島地勝彦氏だ。柴田錬三郎氏には息子のように、今東光氏には孫のように、そして開高健氏には弟のように可愛がられた島地氏は、人生相談コーナーを通じて門前の小僧よろしく人生の様々な奥義を教えられた。
島地氏は言う。「従って、シマジの言葉はシマジの言葉にしてシマジの言葉にあらず。剣豪作家シバレンの、今東光大僧正の、開高文豪の言葉なのである。心して聞けい」
島地 勝彦(しまじ・かつひこ)
1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY」編集長、「Bart」創刊編集長などを務める。柴田錬三郎、今東光、開高健、瀬戸内寂聴、塩野七生、荒木経惟をはじめとする錚々たる面々と画期的な仕事を重ねてきた伝説の編集者。2008年11月集英社インターナショナル社長を退き現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。「人生は冥土までの暇つぶし」だと思っている。(写真撮影:立木義浩)
新着講座
【132】創造主は女に成熟した精神をお与えになった
私の専門はスポーツですが、音楽や美術も好きで相互のよいとこ取りをしながら楽しんでいます。趣味趣向が男性的で自分でも“男っぽい”と思います。ただ、絶対的には男性にかないません。〔続きを読む〕
バックナンバー
- 【131】マザコンには良いマザコンと悪いマザコンがある
- 【130】困った。これは過去最大の難問だ
- 【129】藤巻幸夫さんは、明日はいらない、今夜がほしいと言った
- 【128】シマジは20歳のときに1年間引きこもりを経験した(後編)
- 【127】シマジは20歳のときに1年間引きこもりを経験した(前編)
- 【126】理の通らない話に悠々と相槌を打ちなさい
- 【125】禁欲の中で絢爛たる妄想を育てなさい
- 【124】礼節を知らない男は犬コロと変らない
- 【123】努力をせず暇な人ほど嫉妬をする
- 【122】社会学は人生の役には立たない。でも…
- 【121】同じ釜の飯は男の子を男に変える
- 【120】生きている人間はすべて奇跡の一人だ
- 【119】女を落としたいなら、トカゲではなく毒蛇に
- 【118】無理に日本人男性と付き合う必要などない
- 【117】彼女を大切に思うなら、ちゃんと忘れてあげなさい(後編)
- 【116】彼女を大切に思うなら、ちゃんと忘れてあげなさい(前編)
- 【115】結婚記念日を同じ店で祝い続ける人生も悪くない
- 【114】女は、女というだけで必ずモテる生き物である
- 【113】誰も評価しなくても努力には価値がある
- 【112】人生最初の怪文書は高校3年生の秋だった(後編)
- 【111】人生最初の怪文書は高校3年生の秋だった(前編)
- 【110】女はモノに実益を求め、男はロマンを見出す
- 【109】「もう33歳」ではなく「まだ33歳」だ
- 【108】社内不倫が横行する会社はそのうち潰れる
- 【107】彼女に腋毛を伸ばしてもらいなさい
- 【106】靴底に隠したカネは必ず見つけられる
- 【105】どんな悲しみも必ず時間が解決する
- 【104】俺はシマジに辟易としているんだ
- 【103】真の賢者は砂の上に家を建てる
ページ:
前へ /
次へ




