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どのアプリケーションの脆弱性が狙われるか?(5/5ページ)

2010.05.17

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自動アップデートにも工夫が必要

 自動アップデートの提供を始めてから数年以上たつマイクロソフト製品でも、OSのアップデートの間隔は平均8.5カ月、MS Officeのアップデートの間隔は6.1年だと報告書は述べている。世界的に見ると、ネットの通信速度が遅い国があり、通信でのアップデートが難しい利用者が多くいるのかもしれない。

 高速な常時接続のネットが普及している日本でも、自動アップデートの設定をオフにしたり、自動アップデートが始まったときに動作をキャンセルする人がいる。自動アップデートが始まるとスムーズにパソコンを操作できなくなったり、作業を中断して再起動しないといけないことなどを嫌がってである。自動アップデートの普及率を上げるには、パソコンの操作をじゃましないソフトウエアの開発が必要だ。

 一方でアプリケーションの中には、自動的にアップデートを行う機能が無かったり、そのような初期設定になっていない製品がある。アプリケーション提供会社のすべてが、(1)製品に自動アップデート機能を搭載し、初期設定をオンにすることと、(2)脆弱性が見つかったらすばやくアップデートを提供する必要があるだろう。

 ただし、現状の自動アップデート機能にも課題がある。例えば、パソコンを起動したら複数のアプリケーションの自動アップデート機能が動作して、各社のサイトにアップデートの有無を確認する。CPUの処理能力とネットの通信帯域を使いつぶすので、パソコンを快適に操作できなくなるということがある。複数のアプリケーションのアップデートを一回の通信で確認するような、自動アップデートのためのインフラが必要だろう。

須藤 慎一(すどう・しんいち)
須藤 慎一(すどう・しんいち)

 本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.quixotia.com/profile.html

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