NHK大河ドラマ『龍馬伝』がさまざまな視点から話題になっています。
私は、昨年放送されたNHKスペシャルドラマ『白洲次郎』において、マナー指導を行いました。そのご縁で、現在は『龍馬伝』のマナー指導にも入らせていただいています。
撮影現場は大変アットホームでありながら、スタッフひとり一人がその自分の役割を全うされています。プロフェッショナルな仕事現場は大変心地よい空気で、現場に伺うたびに、興奮と感動があります。
5月9日放送分でもマナー指導を行ったシーンが放送されました。
服装の着こなし方、お辞儀の仕方、グラスの持ち方など、ほんの些細な所作ひとつで、相手に気持ちを表現し、その気持ちが伝わることをテレビ画面からあらためて確信しました。
さて、西出博子のマナー論は、他のマナー講師と異なる。そこにいち早く着目して下さり、心からのマナーを伝えて欲しいという理由から「西出博子のビジネスマナーのなぜ」で始まった私の連載シリーズですが、キャリワカでのお悩み相談は今回で最終回となります。
私のマナー論は、形ありきのマナー論ではありません。心ありきのマナー論をお伝えしています。
先日、営業接客・接遇マナー研修を行った際に、「マナーとはなんですか?」という私の問いに「マナーは躾だ」とおっしゃっる方がいました。
人それぞれ、ご自分のお考えがあるでしょうから、それを否定する気持ちは毛頭ありません。しかし、マナーとは一方的に押し付ける躾ではありません。
マナーとは、相手を思いやる心、気持ちを形(言葉や動作)で表現し、相手に伝えることで、互いがウイン、プラス、ハッピーになるものです。このマナーの本質を理解した上で仕事を行うと、職場の人間関係やお客様との関係は、ウイン−ウイン、プラス−プラス、ハッピー−ハッピーの関係となります。
ところが、これには条件があります。それは、一人だけが相手を思いやってもこの結果は出ないという現実です。ポイントは、双方が互いに相手の立場にたち、相手を思いやる気持ちをもった上で、コミュニケーションをとることが必須条件です。




