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時代を読む新語辞典ビジネス

音声ペン ~高度化が進むペン型ガジェット(1/4ページ)

2010.04.30

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(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

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イラスト:小林大樹

 昨年ごろから「音声ペン」の国内市場に参入する企業が増え始めている。この音声ペンとは、例えば「英会話本の会話例をペンでなぞると、対応する発音がペンから再生される」という仕組みの商品だ。外国語学習、幼児教育、教養、観光案内など幅広い分野で応用できる。電子機器の分野では、このようなペン型ガジェット(小道具)が一定の人気を得ており、将来はその高度化も期待されている。

 例えば海外旅行へ出掛けるとき、訪れる国の言語による日常会話集を懐にしのばせておく人も多いのでないだろうか。交通機関を利用する際、ホテルを利用する際、外で食事をする際などに登場する典型的な文例が紹介してある会話集のことだ。場合によっては、その文例を直接「指さす」などして、現地の人に意志表示するような場面もあることだろう。アナログで済ますなら、この方法でも十分に意思は通じ合う。

 だがそのような場面に音声ペンがあれば、ほんの少しだけ意思疎通がスムーズになるかもしれない。使い方は簡単。対応する会話集を取り出し「そこまでどう行けばいいですか?」と書いてある場所を音声ペンでなぞると、ペンに内蔵されているスピーカーから「How can I get there?」(英語の例)という声が聞こえてくる。相手はわざわざ会話集をのぞき込む必要がなくなるので、会話がちょっとだけスムーズになる。

 このような商品カテゴリーは、中国語圏を中心に人気を得ている。例えば台湾では中学教育や高校教育で、中国では北京五輪のボランティア教育で、共に英会話教材として利用された実績がある。

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