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小山昇の「こころ豊かで安全な経営とは何か」


「視聴者軽視」のテレビ局、業績悪化は当然だ

2010年04月27日  RSS 

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視聴者のための番組作りをしていない

 「若者のテレビ離れ」がさかんにいわれる昨今、テレビ局が軒並み苦戦を強いられていることはご存知の方も多いと思います。

 つい数年前まで、テレビといえば「娯楽の花形」で、わが世の春を謳歌していた業界だったはず。それが今日では収益を大きく落しているわけですから、本当に世の中の流れが速くなったものだと感じます。

 テレビ局の不振について、アナリストはこんなふうに分析しています。

 いわく、ウェブサイト上の動画投稿サイトに視聴者を取られたから。強制的な地上波デジタル移行への視聴者の反発。世界的不況によるCM出稿の減少と、それに伴う制作費の減少で面白い番組が作り難くなったから、云々。

 そのいずれもが正しいのだろう、とは思う。しかしわたしの理由は違います。

 テレビ局が苦境をかこつ理由、わたしが見るにそれは「テレビ局が視聴者を向いた番組制作をしていないから」に尽きます。

 視聴者のことを考えない番組ばかり作っているから視聴率が下がる→視聴率が下がるからスポンサーがつかない→スポンサーがつかないから放映権料をダンピングせざるを得ない……、といった悪循環に現在のテレビ局は陥っているのではあるまいか。

 「テレビ局が視聴者を向いた番組制作をしていないから」とはどういうことか。

 今年のお正月、わたしはとあるスポーツエンタテインメント番組をたまたま目にする機会がありました。

 鍛え上げられた肉体を持つアスリートが様々な障害物をクリアしながらゴールを目指していくというもので、それ自体は大変にスリリングで面白かった。

 ところが、いい場面になるとCMがカットインされてしまうのです。しかもCM明けになると、若干シーンを巻き戻してから放送する。

 いいところでCMが入る。わずか1分前に見たものを再度見せられる。これは大変にストレスがたまることでした。

Next:明るい話題は扱うのが難しいと避けてしまう制作...

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