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猪瀬直樹の「眼からウロコ」ビジネス

猪瀬直樹:「活字離れ」をどうするか、東京都が考える(1/5ページ)

世界に通用する思考力と言語力を身につける人材の育成へ

2010.04.27

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 日本人の読書時間が減っている。活字離れの問題を解決するために、東京都庁の横断的なプロジェクトチーム「活字離れ対策検討会(仮称)」をつくる。まず都庁職員の意識改革から始めるため、主に都庁職員を対象にして4月16日と21日に読解力の専門家を招いて講演会を開いた。

 16日には、元外交官の北川達夫氏(フィンランド教材の専門家)を招いた。21日には、ドイツの言語技術を研究・実践している三森ゆりか氏(つくば言語技術教育研究所長)を講師に呼んだ。

本や新聞を読まない20~30代の若者たち

 日本人の活字離れは深刻な事態に陥っている。昔は電車のなかで新聞や文庫本、週刊誌を読んでいたものだ。いまは携帯電話や携帯型ゲームが目立つ。

 江戸時代の日本人の識字率は世界一だった。だから日本はアジアで初めて近代化できた。資源小国は人材がすべてである。

 活字離れの実態は、講演会の際に集計したアンケート結果からもわかった。

 北川氏の講演後に実施したアンケートでは、1カ月に1冊も本を読まなかった人は12%だった。そのうち、20代が47%、30代が25%を占める。

 新聞については、購読していない人は25%だった。購読していない人の47%が20代という結果になった。30代も33%を占めた。

 三森氏の講演の際に集めたアンケートでは、1日に本を読む時間は、平日でたった「30分未満」が45%でいちばん多かった。休日では「30分以上1時間未満」がいちばん多く、37%である。

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