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財部誠一の「ビジネス立体思考」ビジネス

財部誠一:謎の“未公開株市場”が台湾の未来を創る(1/3ページ)

2010.04.14

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投資は誰でも「お互い様」

 「投資は紙くずになるか、5倍、10倍、100倍 になるか。どちらかしかないと、台湾の人たちは割り切っている」

 台湾在住のエコノミストが語る台湾人気質だ。じつはこれが台湾の熱気あふれる新興市場のバックグラウンドである。ただし、台湾人がただ投資好きという話ではない。

 「台湾ではサラリーマンだけではなく、官僚や学者でさえ、いずれは自分の会社を持ちたいと誰もが考えています」

 まさに「鶏口なるも牛後となる勿れ」だ。人生どこかのステージで起業することを多くの台湾人はごく自然に受け止めているようだ。だから台湾で投資は「お互いさま」感覚で行われる。「起業するぞ」と手を挙げれば、親戚、知人、友人などが気軽に出資してくれる。いずれ自分も起業するから、その時は投資を頼むよという暗黙の了解。まさに「お互いさま」なのだ。

 そこでくだんのエコノミストに尋ねてみた。

 起業に際して親戚、縁者から出資を受けて事業に失敗した時に大きな問題にならないのか?

 お互いさまなどと言っていられるのか?

 じつはその答えが冒頭のコメントだった。投資は紙くずになるか、元本が10倍、100倍になるいずれかだという割り切り。だから事業の失敗が親戚縁者のコミュニティー崩壊に直結などしない、というのだ。

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