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スペシャル

“ダダ漏れ”と呼ばれるネット中継

ケツダンポトフ そらの氏(前編)

(文=波多野 絵理)

 “ダダ漏れ”という言葉をご存じだろうか。元々“ダダ漏れ”とは、日常の姿などをビデオカメラで撮影し、その映像をそのまま(編集せず)リアルタイムでネット上に公開している様子(行為)を指していた。そう聞いて「ちょっとしたのぞき見みたいなものじゃないの?」とあなどってはならない。いまやダダ漏れは、ネット中継の代名詞になりつつある。
 テレビや新聞などの編集されたメディアとは違う、「ナマ」な現場の映像をありのまま見られるものとして、ビジネスショーやイベント会場がダダ漏れされ、昨年話題になった「事業仕分け」から、ついに田原総一朗氏も参加して、「朝まで生テレビ」のような長時間討論会までネット中継されるようになったのだ。

“朝ダダ”を企画、運営したソラノート

 2月28日に行われた『朝までダダ漏れ討論会』、略して“朝ダダ”。その様子が、動画共有サービス「Ustream」とニコニコ動画(ニコ動)の「ニコニコ生放送」で生中継された。ツイッターでも「#adada」というハッシュタグ(共通の話題を検索するために付けられるタグ)が設定され、多いに盛り上がった。前日の早朝まで、テレビ朝日「朝まで生テレビ」の司会をしていた田原総一朗氏は前半で退席したが、進行を引き継いだ『ツイッター社会論』の著者 津田大介氏、自由民主党衆議院議員 河野太郎氏などが、深夜25時まで熱く語り合う様子は、まるでテレビからネットへ、メディアや世代のバトンタッチを実感させる中継となった。

 この番組の立役者が、“ダダ漏れ女子”として名高い“そらの”氏(@ksorano)だ。当日も、激論飛び交う会場で、進行を担当したり、ツイッターのコメントを伝えたり、「そらのちゃんがんばれ」と声援を集めたりしていた。これまで彼女が、さまざまなダダ漏れを続けてきたおかげで、田原総一朗氏をはじめとした論客が集まり、また機材や場所の提供もあって、この画期的なイベントが成立したといえる。

ケツダンポトフの“そらの”こと佐藤綾香氏
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