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時代を読む新語辞典

エコポイント
〜環境対策から景気対策へと変容した制度

2010年3月5日 コメント(0件) 携帯転送 総合RSS  はてな

(もり・ひろし=新語ウォッチャー)

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イラスト:小林大樹

 3月8日から「住宅版エコポイント」の発行および交換の申請受け付けが始まる。昨年始まった「家電エコポイント」の仕組みが、今度は環境配慮型の新築やリフォームにも適用されることになる。ところでこのエコポイントという仕組み、実は家電エコポイントが初めてというわけではない。今回はエコポイントの簡単な歴史をふり返りながら、その性格付けがどのように変わってきたのかを分析したい。

 エコポイントはポイントサービスの一種といえる。ポイントサービスとは、商品やサービスの購入金額などに応じてポイントを発行する仕組みのこと。そのポイントを次回以降の商品購入に利用できたり、提携サービスに利用できたりする。航空会社のマイレージサービスがその代表例だ。ポイントを相互利用できるサービスが増えたため、近年では「ポイントエコノミー」と言われる経済圏すら形成されるようになった。

 この仕組みを環境保護に適用するのが、エコポイントの基本的な考え方だ。つまりポイント発行の対象を、環境保護に寄与するような商品やサービスに限定すれば、該当する商品やサービスの利用が促され、その分だけ環境保護的な社会を形成できる可能性がある。

 実はエコポイント制度は、家電エコポイント以前にも存在した。先進的な事例の一つが、2005年の愛・地球博に併せて実施された「EXPOエコマネー」事業だろう。レジ袋を断る、環境活動に参加する、エコ宣言をする、公共交通機関を利用するといった行為に対してポイントを発行。このポイントをエコ商品との交換や、環境保護活動への寄付に充てようとする試みだった。この事業は現在でも名古屋市のNPO(非営利組織)が引き継ぐ形で継続中だ。

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