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花岡信昭の「我々の国家はどこに向かっているのか」


自民の断末魔、「特大敵失」にも打つ手なし

2010年03月03日  RSS 

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いったん寝たら、どんなことがあっても起きるな!

 前回コラムで、「潮目」を本物にできるかどうかは、自民党がカギを握っていると書いた。

 どうやら、自民党は「潮目」をつかみ損ねたようだ。

 長崎県知事選、町田市長選で自公支援候補が大差で勝ったことから、自民党にがぜん有利な状況が生まれたかのように見えた。谷垣禎一総裁が音頭を取って「戦いのときはいまをおいてない」と、果敢に審議拒否戦術に打って出た。

 ところがわずか3日で審議復帰とは、いったいどういうことか。

 議会制民主主義の建前からすれば、審議を積み重ねてこそ議会である、ということはだれしも分かる。そこを審議ボイコットという強硬手段をとったのだから、いまさら「審議拒否は国民の支持を得られない」といった批判にドタバタする必要はない。すべて承知のうえで、国会攻防の大転換を目指したのではなかったか。

 前回も紹介したが、国会の隠語として、審議拒否を「寝る」、審議復帰を「起きる」という。いったん寝たら、どんなことがあっても起きるな、というのが国会攻防の鉄則だ。

 つまりは、寝たままにしていれば、相手があらゆる手を使って起こしにきてくれるのだ。

 こういうたとえはよくないだろうが、古女房に「会社に遅れるわよ。起きなさい」と布団をひっぺがされるといった光景よりも、美女がやさしく顔なんかをさすって、「ねえ、起きましょうよ」とやってくれるほうが、願望としてはよほど楽しい。

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