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青島健太 “オヤジ目線”の社会学

がんばれ、国母選手
〜選手を叩くだけで終わらせないために

 熱戦が続いているバンクーバー五輪。

 五輪に向けて、地元カナダの選手強化費が、100億円を超えているというのがニュースになっていた。当方(日本)は夏の競技・冬の競技、両方合わせても、その半分にも満たない額であり、しかもそれが「仕分け」の対象にもなっているというのだから、メダル、メダルと選手たちに期待ばかり寄せるのも酷な話である。

 これを書いている19日(金曜日)時点で、金メダル0個、銀メダル1個、銅メダル2個は十分に立派な成績といえるだろう。

 しかし、選手たちは強化費が少ないから負けてもいいなどとは、もちろん思っていない。今後もさらなるメダルの獲得を期待しよう。

批判浴びるも「あれくらいはいい」との声も

 今回の五輪で、一躍有名になったのは、なんと言ってもスノーボード、ハーフパイプの国母和宏選手(21、東海大)だろう。日本選手団の公式のユニフォームを着崩していたまではまだ良かったが、それを指摘された記者会見で「チッ! うるせいな〜」は、余計だった。

 それが発端となり試合前から大変な騒動になってしまった。選手団副団長の笠谷幸生さんが責任を感じて橋本聖子団長に辞意を伝えるというところまで発展してしまったのだから、国母選手も「反省してま〜す」と、語尾を伸ばして言っている場合ではなくなってしまった。

 彼の着こなしについては、支持する人もいる。ファッション業界の方々からもあれくらいはいいんじゃないかという声も上がっていた。確かに青島もカジュアルな場面では、あのくらいの格好は平気でするので、着こなしに対する違和感はまるでない。ただ問題はあの制服がフォーマルな団服だということだろう。選手たちに配られた日本代表選手団ハンドブックには、五輪のどういう場面で何を着用するかということまでしっかり書かれていて、ルール通りに支給されたものを着ることになっている。いわばその着方まで指定されている服なのだ。

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