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~重要な政府の役割

真壁昭夫「“100年に一度”時代のお金の貯め方・殖やし方」ビジネス

新興国向けビジネスが景気の分かれ目
~重要な政府の役割(1/3ページ)

2010.02.19

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 現在の世界経済を見回すと、欧米など主要先進国の重要性が低下する一方、中国、インド、ブラジルなどの新興国が存在感を増しています。分かり易く言えば、世界経済の中心は西から東に移っているといえるでしょう。そうした動きに合わせて、世界の主要企業は既に発想の転換を行って、新興国向けビジネスに注力する姿勢を明確にしています。

 その意味では、世界の主要国にとって、新興国向けビジネスを伸ばせるか否かが重要なポイントです。新興国向けビジネスを上手く拡大できれば、国の経済全体に大きなメリットが及ぶことになります。一方、それが上手く行かないと、経済全体を上昇させることが難しくなります。特に、わが国のように、国内の消費などが大きく盛り上ることが期待しにくい国では、新興国向けのビジネスの成否が、景気の分かれ目になる可能性が高いと考えられます。

 ただし、やみくもに新興国に製品を輸出すれば良いというものではありません。すでに、中国やインド、ブラジルなどは、かつてのわが国のような高度成長期に入っていますから単純な製品であれば、新興国で十分に作ることができます。しかも、それらの国では賃金水準が低いため、自国で作る方が、コストは安くて済みます。そのため、新興国では作ることのできない製品を作って、新興国向けに輸出することが必要になります。

 一方、わが国の産業界を見ると、新興国ビジネスに有利な条件があります。それは、わが国企業が持つ高い技術力です。高い技術力を上手く使って、新興国が必要とする製品や素材等を作って輸出すれば、それなりの収益力を確保することが可能になるはずです。特に、新興国は、今後、橋や道路、港湾施設、発電所、新幹線網、地上デジタル基地の建設などインフラ投資が必要になります。そこに、わが国の企業は大きなチャンスを求めることができます。

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