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大前研一の「産業突然死」時代の人生論ビジネス

大前研一:「小沢民主」が乱れ、国民の怒りが爆発する日(2/5ページ)

2010.01.27

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 このほかにも鳩山首相自らの政治資金管理がデタラメで、かつ親からの相続・贈与であったこと、などが判明し、ツー・トップもろともリーダーとしては認められない、というのが国民の感覚である。そうなると民主党の今の看板では支持率が下がり続けるのは当たり前で、どう転んでも反転は難しい。夏の参議院選挙まで持たないという完全な「デジャブー」状況となってしまった。

国民は「小沢民主党」とはすでに決別している

 しかし、小沢幹事長が退けば、鳩山首相も後ろ盾がなくなり、軽く吹っ飛ぶ。迷走と妄言を繰り返す首相を退陣させれば小沢幹事長も今までのような強権政治はできなくなる、など両者が一蓮托生であることは間違いない。国民の心はすでに「小沢民主党」とは完全に決別している。これは検察が今後小沢問題でどう出るかと関係なく、健全な政党だったら自ら判断しなくてはいけない局面である。

 しかし、民主党の場合、ここから先が難しい。というか、まったく五里霧中なのである。衆議院だけでも300議席を超え、テレビ討論などでの論客を多く抱えながら、民主党には指導者がいない。党首経験者は今の首相と幹事長のほかにも菅直人、岡田克也、前原誠司の3氏など、自民党にも引けを取らないくらい多士済々の印象を受ける。しかし、これらの人はいずれも(首相ではなく)野党党首としてもいかがなものか、という事態を招いて交代させられている。つまり伸びシロが少ないことはすでに実証済みである。

 もう一つの問題は小沢幹事長がいなくなったら、民主党はどうなるのか?と言う問題である。今まではカネと選挙、そして人事と基本政策、さらに連立維持など、すべてに関して小沢氏に一元化されていた。民主党が旧社会党から自民党までの寄せ集めであり、国民新党や社民党との連立が維持されてきたのは、小沢氏がいたからである。

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