青春小説で人材マネジメントを学ぶ〜『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
こんにちは、ビジネス書評家の土井英司です。
10月にこのコラムで『ドラッカーへの旅』という本をご紹介しました(記事はこちら)。
ピーター・F・ドラッカーは「マネジメントの巨匠」とも呼ばれた人物で、イトーヨーカ堂の名誉会長、伊藤雅俊さんはじめ、日本を代表する経営者たちが師事した人物です。
今月ご紹介するのは、このドラッカーが遺した名著『マネジメント』のエッセンスを、ストーリー形式で学べる、今話題の一冊、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』です。
タイトルからもわかるように、見た目、ストーリーともに“萌え”テイストで、土井はあの『もえたん』以来の衝撃を受けました。
2冊の共通点は、外見が“萌え”なのに、中身は極めて本格的だということです。
内容は、新人女子マネージャーのみなみちゃんと野球部の仲間たちがドラッカーを読んで甲子園を目指すという、なんともふざけたコンセプトの青春小説ですが、この本、見た目だけで判断すると、絶対に損します。
何と、あのダイヤモンド社のドラッカー担当が、「ドラッカー関連本としては、いちばん完成度が高い」と絶賛し、かつ長年ドラッカーの翻訳を務めてきた上田惇生さんが推薦するという、じつに本格的な一冊なのです。
まず、マネジメントを学ぶのに、あえて非営利組織である野球部を舞台に選ぶ、というセンスがいい。
そのことによって、ドラッカーが残した「われわれの事業は何か。何であるべきか」あるいは「顧客とは誰か」という問いの答えが、研ぎ澄まされた形で出てくるのです。






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