話し上手は、仕事の成果を出さない?
私が新卒時に配属された部署は営業でした。なんでこの私が営業なのか? そういうふうに思いましたが、新人の私の希望など通るはずもなく、営業という未知の仕事に、とてつもない不安をかかえながらのスタートでした。
営業と一口に言っても、いろんな種類のものがありますよね。私が行った営業というのは、主に新規開拓営業でした。主要企業の住所と電話番号が書いたリストを渡され、ひたすら電話し、アポイントをとることから始まりました。だいたい一人200〜300社のリストが渡され、担当者に会うことができる確率は10分の1くらいでした。
当時の私は、この電話でのアポイントが嫌でたまらなく、同期の仲間にグチをこぼしながら、適当にその場をやりすごす日々でした。
私は、営業マンとしては最低だったのですが、この苦しかった新卒時の1年は現在においても貴重な時間だったと感じています。
今年社会人になった皆さんも、あと数カ月もすれば1年ですね。いろいろなつらいこともあると思いますが、めげずにそれぞれの職場でがんばってくださいね。
さて、本日の中心テーマである「話し上手」について考えてみましょう。
とくに営業のみなさんなら、「話し上手」というのは「必須の技術」であると感じている方が多いでしょう。
ちなみに、ビジネス書籍の世界では恒常的な読者ニーズがある分野です。「話し上手になる」「話し方の基本」といったテーマでは、もっとも古いベストセラーで1965年に『3分間スピーチ』(諸星龍著、光文社)という本があります。ですから、40年以上前から繰り返されてきたテーマなのです。
こういった恒常的ヒットゾーンは、だいたい4〜5年くらいのサイクルでヒット作がでます。そのたびに「また、同じテーマで同じような内容なのに、なぜ売れるんだろう」と頭をかしげたくなります。
「話し上手」というテーマは、それだけ多くの人の心をつかめるテーマだということです。





あなたのご意見をお聞かせください