前回は、2009年の日本経済を振り返るとともに、2010年の展望についてお話ししました。今回は、世界経済の機関車である米国経済、そして欧州、アジアの2009年の振り返りと2010年の展望についてお話ししたいと思います。停滞した経済は、2010年に回復してくるのでしょうか?
米国の回復傾向は“本物”なのか?


中国とともに、日本の景気回復の大きなカギを握る米国経済の2010年はどうなるのでしょうか。
米国はリーマンショックの震源地でもありましたが、その当時からのGDPの推移を見てみましょう。
2008年7-9月はマイナス2.7%、10-12月はマイナス5.4%、2009年1-3月はマイナス6.4%とあるように、リーマンショック以降は急激に景気が悪化しました。その後ようやく、4-6月はマイナス0.7%、7-9月はプラス2.8%と徐々に回復してきました。
米国の経済も底を打って、上昇しかけていることは間違いありません。しかしGDPの約70%を支える「個人消費」を見ると、楽観視はできないのです。
右の表を見ると、2008年10月あたりまでは前年比でプラスを維持していたことが分かります。しかしプラス幅は徐々に縮小していく傾向にあり、2008年12月にはマイナスに転じました。以降、2009年9月までマイナスが続きます。そして10月に、前年比で若干プラスに戻りました。
先ほども述べたように、米国のGDPの約70%が「個人消費」に支えられています。今は、その「個人消費」が底を打って、ようやく上昇し始めたところです。ただ「自動車販売」や「住宅着工」はまだまだ回復していないのが現状です。






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