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河岸宏和
冬の食中毒の代表
冬の時期、「風邪かな」と思っていると、軽い下痢をして数日過ぎると治まることがあります。これはノロウイルス。私も昨年かかりずいぶん辛い思いをしました。一度かかってしまうと、消化器の中にあるすべてのものを出し切ってしまわないと直らないくらいの激しい下痢に見舞われます。私はかかってすぐに病院へ行きましたので、一晩の点滴治療で治ったものの、再発が気になってしまい、しばらくは生ものを食べようとはしませんでした。
ノロウイルスの原因は貝類、特に2枚貝の生食が原因とされています。ヒトの糞便が川を伝って海に流れ、その中のウイルスが近海に生息している貝類に蓄積されるといわれています。
ノロウイルスの感染源は貝類の生食だけでなく、感染しているヒトからヒトへの2次感染があるので、吐いたものなどの処理は専用の処理方法をとる必要があります。
“ノロウイルス”による食中毒は、2002年からそう呼ばれるようになりました。それまでは「小型球形ウイルス」と呼ばれていました。昔から小学校などで、下痢を伴う風邪として処理されてきた事例の多くは、おそらくノロウイルスによるものだったと思われます。
ノロウイルスの感染は、致命的なものではないといわれていますが、幼い子供やお年寄りがかかると脱水症状になってしまい、体力が無くなり、結果として命を落とす場合もあるので十分な注意が必要です。
カキなどの2枚貝を生食する場合は、新鮮かつ保管状態のいいものを選ぶことが肝要です。貝類を家庭の冷蔵庫で保管する場合は、貝類から垂れるしずくが他の食材にかからないよう工夫しましょう。
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