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企業・経営

nikkei BPnet

財部誠一の「ビジネス立体思考」


民主の“高速逆走”で
危機に瀕した日本経済

2009年12月17日  RSS 

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 若葉マークをつけた新米ドライバーが危なっかしいのはやむを得ない。アクセルを踏むべき時に踏み込めなかったり、ブレーキのタイミングが遅すぎたり早すぎたり。ベテランドライバーたちが寛容にそれを受け入れることで、新米は一人前に成長していく。

リアルに危ない民主の経済運営

 政権交代からまだ3か月あまり。

 鳩山政権に対しても、多くの国民は若葉マークに免じて目をつむってきた。しかし物事には限度というものがある。いかな新米ドライバーとはいえ、高速道路を逆走するような行為は絶対に許されない。それはドライビングテクニックの問題ではなく、他人を巻き添えにした自殺行為以外のなにものでもないからだ。

 経済・財政運営をみる限り、残念ながら鳩山政権は完全に高速道路を逆走し始めたというほかない。“危なっかしい”のではなくリアルに“危ない”。

 成長戦略が皆無であることを散々非難されたために、鳩山政権は菅直人国家戦略相を中心とする「成長戦略策定会議」を12月15日に立ち上げたが、正直言って、絶望的だ。

 なぜか。

 思想が間違えているからだ。

 16日には国家戦略室が新たな成長戦略策定のために有識者から意見聴取する会を開いた。席上、竹中平蔵元経済財政相と菅直人国家戦略相との間で激しい議論の応酬があったようだ。

 「経済成長の基礎は供給側になければいけない」という竹中氏に対して、菅氏は「需要側が重要だ」と譲らなかったとNIKKEI NETが速報していたが、菅氏のこの発言は民主党政権の誤った成長戦略思想を象徴している。

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