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新たなテレビ革命に挑戦する

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「モンスター」と呼ばれる液晶テレビ
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東芝 新液晶テレビ「CELL REGZA」(1)

2009.12.04

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(聞き手:林田 孝司=フリーライター)

 “モンスターテレビ”“次世代のハイスペック”など様々な形容詞がつく東芝の新液晶テレビ「CELLレグザ(CELL REGZA)」。東芝 デジタルメディアネットワーク社の大角正明社長が「東芝の総合技術力の結集で、最高のエンターテインメントマシン」と紹介する一台だ。
「レグザ」シリーズの販売が好調の今、12月上旬発売の「CELLレグザ」にはどのような使命があるのか。スペックや戦略、技術者のこだわりを、「レグザ」の商品戦略に携わる東芝デジタルメディアネットワーク社の本村裕史さんに聞いた。

東芝 デジタルメディアネットワーク社 映像マーケティング事業部 グローバルマーケティング部の本村裕史さん。レグザの商品戦略、マーケティング戦略を担当。手にするのは「CELLレグザ」の心臓部であり頭脳の「CELL」プラットホーム。従来のCPUに比べ143倍の演算処理能力を持つ

普通乗用車にF1のエンジンを積むようなものだ

——「CELLレグザ」はテレビの革命ともモンスターテレビとも言われています。その理由は、商品名に付いている「CELL(セル)」の採用ですね。

本村 「CELL」の正式な名称は「セルブロードバンドエンジン」で、IBM、ソニー、東芝の3社で共同開発しているCPUです。非常に処理速度が速く、IBMはスーパーコンピューターに応用しようとしています。ソニーはご存じのように「プレーステーション3」に採用しています。そこで東芝はということになるのですが、映像系のAV機器で使えないかという発想がトップダウンでありました。

「CELL」は、普通のパソコンに搭載されている「インテルCore2Duo」というCPUの10倍くらいの処理速度があります。普通のテレビと比べると143倍くらいの処理速度です。正直なところ、開発当初は、この能力をテレビにどう生かせばいいのか、回答を見つけることができませんでした。当時、研究所のメンバーと「CELLはテレビには役に立ちません。普通乗用車にF1のエンジンを積むみたいなものでしょ。公道で何の役にも立たない」といったような話をしたのを覚えています。7年ほど前のことですね。

写真で画質を再現するのは難しいが、「CELLレグザ」では明るい個所は鮮烈に、暗い個所は引き締まった黒で鮮明に表示される。画面サイズは55V型。インターネットや高画質You Tube表示、USBハードディスク録画などにも対応。発売予定は12月上旬。販売価格は100万円程度が予想されている
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