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新たなテレビ革命に挑戦する

フロントランナービジネス

「モンスター」と呼ばれる液晶テレビ
新たなテレビ革命に挑戦する(2/5ページ)

東芝 新液晶テレビ「CELL REGZA」(1)

2009.12.04

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高画質化、ネットワーク対応、番組録画が進む

——何がブレークスルーのきっかけだったのでしょうか。

本村 一言で言えば、時代が変わったんです。テレビの高画質化は、白黒の時代から世界中のメーカーが追求し続けています。ただ、一昔前まではハードウエア(LSIや半導体などの回路)で高画質化しようとしていたんです。ところが現在では、デジタル化の波を受けて、ソフトウエアの技術で高画質化する取り組みが進んでいます。実は、最近の薄型テレビの高画質化は、ソフトウエアの技術が3~4割を占めています。ソフトウエアで高画質になるのなら、「CELL」のような高性能CPUを使えば、すごく高画質なシステムが作れるのではないかという発想が生まれ始めました。

 時代が変わったと言えば、テレビがネットワークにつながるようになったのも大きな変化です。7、8年前はテレビにLAN端子を取り付けるなんて想像もできなかったし、ましてネット経由で動画を見るなんて誰も考えつかなかった。これは100%ソフトウエアの仕事ですから、CPUの性能が重要になってきます。これが二つ目。

 最後に、テレビに番組を録画するという文化が定着してきたこと。普通はレコーダーなどの録画機器はテレビと別に購入しますよね。しかし弊社は、早くからテレビで録画する文化を提唱し、業界を引っ張ってきました。これがお客様に好評で、市場でも受け入れられています。このテレビへの録画もソフトウエアの処理が重要な役割を担っているんです。

 画質、ネットワーク、録画という三つを考えたときに、それぞれソフトウエアの力ってすごく重要になってくる。もしかすると「CELL」を使ってすごいことができるかもしれないと動き始めたのが4年くらい前でした。

「タイムシフトマシン」と呼ぶ機能があり、内蔵ハードディスク3TB(テラバイト)のうち2TBを使い、地上デジタル放送8チャンネル分を同時に録画保存でき(26時間分)、時間をさかのぼって再生できる。ゴールデンタイムに限定すれば、約1週間分の各局の番組を録画保存できる。上の写真は「ローミングナビ」という画面。録画された大量の番組を簡単に検索できるように工夫されている
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