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旅好き団塊世代

松本すみ子の団塊消費動向研究所ビジネス

旅は節約、それでも出かける
旅好き団塊世代(1/3ページ)

2009.11.25

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 不景気感が日本中を覆い、消費全般に節約志向が高まっている中、年金の満額受給まで時間のある団塊世代はさらに節約を心がける。リタイアとともに需要の拡大に貢献すると期待された旅行も同じで、いくら自由時間ができたからといって、旅に多くのお金をかける余裕はなくなったといっていい。

 しかし、この世代の旅好きは少しも変わっていない。探索好き、発見好きな団塊世代は使えるお金の範囲で楽しめる方法を探しだす。また、円高や旅行代金が安くなったのを逆手にとり、今までできなかった旅にも出る。節約ばかりでもないのである。旅好きな団塊の動きと業界の取り組みをまとめてみた。

東京の魅力を再認識

 最近の人気国内観光地は東京だ。地方からの観光客は、地元では経験できない大都会・東京ならではのものを求めてやってくる。東京タワーに上り、皇居、都庁、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンを眺め、銀座、日本橋、浅草などで買い物をして、歌舞伎や芝居、ミュージカル、オペラなども鑑賞する。わざわざ美術展や博物展を目的に上京する人もいるほど。そのうち、根岸界隈の散策や神保町の古本屋巡りなども始める。 知り合いの女性は、子供が東京で就職したのを幸いと、時々上京し、子供のマンションを宿代わりに、歌舞伎座通いをしている。子供には仕事があるから、平日は一人であちこち観光するらしい。「まだ行ったことのない場所がたくさんあって飽きない、東京は愉しい」と言う。

 さらに、外資系シティホテルに泊まって、つかの間の非日常感をエンジョイすることもある。昨今は、外資系ホテルも格安の値段で提供されることがあり、そうした情報は逃さない。東京の情報は、私などより余程詳しい。

 東京は奥が深く、様々な顔を持っている魅力的な街だ。地方では、どんな東京ツアーが提示されているのだろうか。ディズニーランドもいいけれど、そういう大人向けの、観光では行かない、一人では行けない、歴史や情緒にたっぷりつかれる場所や企画を盛り込んだ東京ツアーを日本中にアピールするのはどうなのだろう。中高年の多くは地方に住んでいて、東京への関心は高いのだから。

 また、東京は東京人にとっても魅力的だ。ただ、お金のあるときには、つい目線が遠くに行きがち。しかし、横町の角をひとつ曲がれば、もう旅だという言葉もある。資金が乏しくなっても諦めない旅好きには、東京も格好の旅の目的地となる。

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