情報セキュリティの社員教育や自己学習には資料・教材が欠かせないが、使い勝手のよい資料が見つからなくて悩むことがある。そんなときに役立つのが、「中小企業のためのセキュリティツールライブラリ」だ。
チェックシート、教材、ガイドライン、ソフトウエアなど、約80種類のメニューを一覧ページで探すことができる。社員教育に使うセキュリティ教材を探す企業の担当者に役立つものが多い。中小企業向けとなっているが、大企業でもSOHOでも、学校教育でも使えるものがある。
情報セキュリティの資料・教材の宝庫
情報処理推進機構(IPA)は、2009年10月27日、「中小企業のためのセキュリティツールライブラリ」を公開した(以下ライブラリ)。
IPAは、情報処理の促進を目的とした1970年設立の特殊法人である。情報セキュリティの向上も業務の一つで、これまでに作成・収集したセキュリティ関連の資料をサイト上で公開している。ただし資料の数が多いので、基礎的なレベルの自己学習に使う資料や、社員セミナーの教材などを探すのに向いたサイトにはなっていなかった。
今回公開したライブラリは、こうした不便を補って、一般企業のセキュリティ関連部署にいるビジネスパーソンにとって使い勝手のよい情報源にしようという工夫である。
具体的には、セキュリティ対策を「現状把握」「対策・立案」「効果測定」「改善・見直し」の4段階に分類。それぞれについて難易度を初級・中級・上級に3分類して、約80種類の教材、チェックシート、ガイドライン、ソフトウエアなどを紹介している。
自社や自分のセキュリティにかんする知識やレベルを判断できない人のために、「Yes/Noチャート」を用意して、現状に応じて「どこを見るべきか」も案内している。
「中小企業のための」というタイトルが付いているが、大きな企業やSOHOにも適用できるものが多い。社内教育の教材としてや、ビジネスパーソン個人の勉強用に使える内容がある。高校生や一般消費者の教育用に使えるものもある。つまり、基礎教育に使う資料・教材として誰でも活用できる。





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