迷惑メールを体系的に学ぶ教科書「迷惑メール対策ハンドブック2009」が登場した。124ページもの大作だが、PDF版を無料ダウンロードできる。
企業のメール管理者や、営業メールを大量に送信する担当者は一読の価値がある。迷惑メールの受信を防衛するためと、法やガイドラインに違反しない広告メールを送信するための両面で活用できる。
迷惑メール対策推進協議会がハンドブックを発行
迷惑メール対策推進協議会は、2009年10月9日、「迷惑メール対策ハンドブック2009(以下ハンドブック)」を公開した(関連リンク)。迷惑メールの定義、歴史、現状と対策などを124ページにまとめた資料である。紙版の配布は終了したが、PDF版は上記サイトから無料でダウンロードできる。
迷惑メール対策推進協議会は、迷惑メール対策のための連絡や対策などを目的とする団体である。2008年設立で、日本データ通信協会に事務局がある。参加しているのは、通信会社やソフトウエア会社、消費者問題や法律の専門家だ(2009年10月1日現在、47構成員)。
協議会は設立時に、「迷惑メール追放宣言」を発表している。今回発表したハンドブックは、一般の人向けに提供する具体的で実用的な最初の成果物である。
これまで、迷惑メールの歴史から技術、法制度などの全体像を一冊で学ぶことができる資料は少なかった。協議会は発表文で、「一般の方が参考にできるような総合的な資料は、我が国ではこれまで存在しませんでした」と書いている。ごく入門的な書籍はあるが、中レベル以上の内容で、迷惑メールの全体像を紹介する日本語のものを筆者もほかに見たことがない。
よい資料が、しかも無料で登場したことは喜ばしい。













