10月26日の日経新聞(朝刊)に、ちょっと気になった記事がありました。それは『定額給付金、効果に疑問符』という記事です。今回は、定額給付金の効果について私なりの意見をお話ししていきたいと思います。皆さんは、定額給付金の効果はあったと思いますか?
定額給付金の効果がなかったと言い切ることはできるのか?
今回クローズアップしたいのは、この記事です。
「自公政権が経済対策の目玉として打ち出した定額給付金。大半の市区町村が近く至急手続きを終えるが、申請がないために約280万世帯(9月末時点)にお金が届いていない。一方、配られた給付金の多くは日々の生活費に充てられたとみられ、消費刺激効果は限定的との見方が多い。(2009年10月26日付 日本経済新聞朝刊)」
この論調として、「効果に疑問符」とあります。
定額給付金の給付が本格的に始まったのが、一部の地域では3月末からなのですが、多くの地域では4月の中旬から5月までの間が給付開始のピークだったようです。
この記事によると、申請しなかった人もいるということですが、「定額給付金の効果が少なかった」と言えるのでしょうか?
まず、「消費支出 2人以上世帯(前年比)」を見てください。
この数字を見ると、2009年5月と6月がプラスになっています。ここだけ消費が回復している理由は何なのでしょうか。もう一つ、「現金給与総額」を見ていただきます。

このデータを見ると、ずっとマイナスが続いています。特に、「消費支出」がプラスになっていた2009年5月は前年比マイナス2.5%、6月は同マイナス7.0%というように、大きなマイナス幅になっています。
定額給付金が配られた時期に、給与は前年に比べて大きく減少しているにも関わらず、消費支出が前年より増えている。これは、「定額給付金」の効果によるものだと私は思います。
ですから、「効果がほとんどない」という言い方には疑問が残るのです。












