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松本すみ子の団塊消費動向研究所ビジネス

鳩山首相の所信表明演説に登場したNPO(1/3ページ)

NPOを支えるシニア世代に

2009.10.28

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 10月27日からの臨時国会で、鳩山首相が所信表明演説を行った(全文はこちら)。たまたまテレビをつけていたので、仕事をしながら聞いていた。注目したのは、NPOという言葉が何度か出てきたことだ。ちなみに、麻生前首相安倍元首相の所信表明演説を読んでみたところ、安倍元首相の演説にはNGOとNPOが1回ずつ出てきたものの、今まで民間非営利組織の名称がこれほど表現されたことはなかったようだ。

 では、鳩山首相が期待するNPOとはいったい何なのか、NPOとシニア世代のかかわり、企業との関連性なども考えてみたい。

鳩山首相が語るNPO

 少し長くなるが、鳩山首相が考えるNPOの役割を表現した演説の部分を確認してみたい。最初に登場するのは「三 『居場所と出番』のある社会、支え合って生きていく日本」。その中の「地域のきずな」だ。

 「私たちが目指すべきは、単純に昔ながらの共同体に戻るのではない、新しい共同体のあり方です。(中略)『誰かが誰かを知っている』という信頼の市民ネットワークを編みなおすことです。(中略)幸い、現在、全国各地で子育て、介護、教育、街づくりなど、自分たちに身近な問題をまずは自分たちの手で解決してみようという動きが、市民やNPOなどを中心に広がっています。」

 二つ目と三つ目は「新しい公共」の部分。

 「私が目指したいのは、人と人が支え合い、役に立ち合う『新しい公共』の概念です。『新しい公共』とは、人を支えるという役割を、『官』と言われる人たちだけが担うのではなく、教育や子育て、街づくり、防犯や防災、医療や福祉などに地域でかかわっておられる方々一人ひとりにも参加していただき、それを社会全体として応援しようという新しい価値観です。(中略)政治ができることは、市民の皆さんやNPOが活発な活動を始めたときに、それを邪魔するような余分な規制、役所の仕事と予算を増やすためだけの規制を取り払うことだけかもしれません。しかし、そうやって市民やNPOの活動を側面から支援していくことこそが、21世紀の政治の役割だと私は考えています。」

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