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時評コラム

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

アフガン問題とノーベル賞
2つをつなぐ“本当の理由”

2009年10月15日

 岡田克也外相が突然、アフガニスタンへ飛んだ。

 「突然」と見られているが、実は、先月、岡田外相がアメリカでヒラリー・クリントン国務長官と会談したときから、このことは、いわば決まっていた。

 突然の訪問は岡田外相を身の危険から守るため、と報道されているが、それだけではない。

米側は撤退をオーケー

 現在、日本の自衛隊がインド洋でアフガン戦争に協力するために給油活動を行っている。

 鳩山さんは選挙前に、インド洋での給油活動は来年1月に期限を迎えるが「基本的に延長しない」と発言したことがあるが、これに対して自民党は「冗談ではない。撤退ならアメリカは怒り狂う。絶対に撤退はできないし、しない」と主張した。

 そして、選挙では民主党が大勝した。

 鳩山首相が国連総会に出席したのと時をほぼ同じくして、岡田外相も訪米し、クリントン国務長官と会った。

 岡田外相は、実はこのとき、ひやひやものだった。

 つまり、鳩山首相が宣言したように、来年1月の期限切れとともに自衛隊を撤退させるということをクリントン国務長官に宣言しに行ったようなものだからだ。

 自信は全くなかった。

 アメリカ側に拒否されるか、あるいは罵声(ばせい)を浴びせられるか。そういう不安さえ抱いていた。

 もしもクリントン国務長官が少しでも不愉快な顔をすれば、婉曲的な話法に切り替えよう、引き下がろうということも考えていた。

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