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時評コラム

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

アフガン問題とノーベル賞
2つをつなぐ“本当の理由”

 ところが、それを切り出したところ、アメリカ側はなんと撤退をオーケーした。

 その代わり、代替案としてこういうことをやってほしいと言った。

 それが、前にここでも述べたように(「鳩山政権の前に立ちはだかる3つの大問題」9月25日)、アフガニスタンの警察の教育と訓練だった。

 それはなぜか。

「第二のベトナム」になることを恐れる

 私流に解釈してみると、オバマ大統領はアフガン戦争を徹底的に戦って勝利することを考えてはいないからだ。

 アフガンは今どんどん泥沼化している。

 アメリカでは米軍兵数万人の増派について非常にもめており、オバマ大統領はむしろ消極的だ。

 彼は、どこかで機を見て撤退することを考えているはずだ。

 このまま泥沼状態が続くと、アフガンが「第二のベトナム」のようになってしまう。だから撤退したい。

 ただ、今早急に撤退できないのは、オバマさんが困惑しているところだが、もし撤退すればタリバンがパキスタンに向かう恐れが強い。

 現に、パキスタンではテロが頻発している。

 パキスタンは、アメリカがとても重視している国であり、タリバンがパキスタン政府と内紛を起こすのは困る。

 そういう意味で撤退はなかなか難しい課題ではあるが、うまく撤退したいと考えている。

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